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THE HOBI〜第一章 選ばれし者たちと祈りの力〜
第二話 『平和の村エリコ』
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この村に来た客人は今までに数人だけだ。今からちょうど50年前…この町にある旅人が来たのじゃ。」
アサ 「そんなまさか。死の森か終わらずの峠を越えたと言うことですか!?そうしなければこの村にはつけないはず!」
村長 「彼はこの村の事を『守護の村』と呼んでいた。彼はある人物を探していると…」
アサ 「誰をですか?」
村長 「分からんのだ。彼は村を拝見したいと手土産にワシにこれを渡した。」
アサ 「水?」
村長 「不思議じゃろ?50年経っても決して乾かない。彼はセイスイと呼んでいた。外の世では高価な物だとな。病に効く物ではない。そう言い残し去っていった。これをお前にやろう。」
アサ「そうですか。ありがとうございます。幸運を祈ります、どうか御無事で…」
―場所変わりアサの家―
マナサ「ねぇえメシア?これを持っていきなさい。」
メシアに渡したものはとても小さな虹色のナイフのようなものだ。
メシア「すごい綺麗だ、どうやって作ったの!?」
マナサ「フフッ、魔法よ。」
メシア「秘密なんてズルいよ!けどありがとう、大切にするよ!」
メシアの目には涙が溜まり充血していた。だがメシアは笑顔を絶やすことなくいつも以上に母マナサとの時間を楽しんだ。マナサはそんな息子が心では泣いているのだと、当然分かっていた。この日だけは母マナサの笑顔を見るのがとても辛かったのだ。
【昔、私はある書物を見つけた。平和の村または別名『守護の町』と呼ばれる場所があると記してあり、地図を頼りに探した。実際はそんな場所は無く、平野が広がり川が流れているだけであった。 冒険家 レイフ・エリクソン】
―次の日、夜が明け別れの日が来た―
第二話 完
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