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切り開く為の力
猶予一週間
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りだし、銀行に向かって走った。

ーーーーーー
唐突だけど、私の名前は凰鈴音。一応、中国代表候補生です。
IS学園に入る前にここの地理を把握しようと思って1週間前から日本に来たの…………別に観光とかそんなんじゃないわよ!
それで、話を戻すんだけど……今の時代って女尊男卑の風潮が高くてさ、その上に女性だけISに乗れる(今は違うけど……)そのせいで、男子って女性より弱いはずなのよ………なのに
「動くんじゃねぇぇ!!」
「大人しくしろ!!」
何でこんなことになってんのよ!!
銀行に金を出して、買い物にいこうとしたらいきなり首に包丁を押し付けてくるのよ!?
そして、捕縛されるちょっと前に男に向かって
「アンタ達、なにやってるのよ!こんなことをしても意味はないわよ!!」
「ウゼェんだよ!黙れクソチビ!」
ヤバい、キレそう……
「な、何ですって?」
「耳は悪いのか、発育不良のドチビ!」

プッツーン!!

「果てなさい」

ドコォ←強盗Aを殴った音

私は、部分解除して全力で殴ったわ……殺しはしないけど、半殺しよ!
……なのに、
「何で倒れないの……?」
殴られた強盗Aは数歩下がっただけだった。
「あぁ、痛ぇ……」
強盗Aは殴られた腹を擦り
「くたばれよ!!」
一気に距離を詰めて殴ろうとしてきた。
私は、部分解除してある腕を盾にした。
ーー生身でISに楯突くなんてバカなの?
私は油断してた。ISを持ってるから生身の人間には負けない……そういう感情を持っていたわ。

ドコォッッ!!

強盗Aが私の腕を殴った瞬間、
私は後ろの壁に叩きつけられたわ。
「あり得ない……何でアンタは無傷なの………?」
強盗AはISの上から全力で殴ったのよ?…なのに、何で無傷なのよ!
「人間じゃないわ………」
「あぁ、人間じゃないね!」
強盗Aは私の体を持ち上げ、右拳を大きく振りかぶった。
私は、絶望していたのかな?
あんまりわからないけど、多分……諦めちゃったのかな……
だって
ーーだって、命乞いすら出来ないのだもの……
私は、ゆっくりと目を閉じた……
「諦めてんじゃねぇぞ!!」

ガシャーンッッ!!

その音のした方を見ると、一人の男がいた。
その男は仮面を着け、右手に鋏を持ち、左手には長方形型の箱を持っていた。
「誰だ、貴様……」
強盗Bに言われて、男は答えた。
「死神………!」

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