猶予一週間
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の勢いのまま胴を打ちこんだ。
そして、また居合いの形に戻した。
ここまでの動作で約1.5秒
目の前では箒が方膝ををついていた。
「俺の勝ちだな」
「おい!箒、大丈夫か!!?」
俺が横を見ると………
「何でここにいるんだ一夏?」
「一輝!やりすぎじゃないのか?」
ーー無視すんなよ……
一夏はそのまま、箒の側まで駆け寄り
「大丈夫か?」
「あぁ、何とかな…」
俺は箒の目の前にたち
「もう一度言う、俺の勝ちだ……約束通り、加減して教えてやってくれ」
「そう…だな」
その一言を言うと箒は気を失った。
「一夏、箒を保健室に運んでおけよ」
俺は出ていこうとすると、後ろから
「待てよ……」
一夏が竹刀を俺の首筋に当てた。
「……なんの真似だ?一夏」
俺は首筋に当たっている竹刀を掴んだ
「一輝……これはやりすぎじゃないのか?」
「………何だと?」
「お前はいったい、その力を……強さをどうするつもりだ?」
「…………………」
その問いには無言で答えるしかなかった。
ーー復讐?……違うな、人を救う?……一応、それかな?よくわかんないや……
俺は竹刀を放し、考えながらその場を去った。
ーーーーーー二日目
俺は職員室に出向き、外出許可を貰った。
「あんまり馬鹿をするなよ?……貴様は特に問題児なのだぞ?」
「俺、何かしましたっけ?」
「武器を服に仕込んで、イギリス代表を殺そうとして………それで、どこが問題児じゃないと言うんだ!馬鹿者!!」
「今回はなにもしないですよ!………多分」
「多分って何だ!多分って!!」
そのあとも織斑先生のありがたい(?)話が続いた。
〜三十分後〜
俺は今、繁華街にいる。何でだって?それは………
「こいつが新しい武器か………」
『今は悪魔共も魔法を使ってくるのでな』
神からの新武器を貰うためである。
目の前の猫に憑依した神が前足で長方形型の箱をペシペシと叩いている。
ーー和むなぁ…
「おいおい、そんなに危険な魔法を使う奴がいるのか?」
『一瞬で焼け死んだら、一輝の異常な回復量でも意味が無いしのぅ』
「そりゃあ、物騒な事で……」
俺は長方形型の箱を手に取り、眺めていると……
『直ぐ近くに悪魔の反応じゃ!!』
俺は直ぐに振り返り、周りを見るが
「人が多すぎてわかんねぇ……」
その場で動かずにいると、近くから悲鳴が聞こえた。
「数は!!」
『2じゃ!場所は近くの銀行!!』
「了解!」
俺は大通りに出て、銀行を見ると中で男が二人暴れている。
二人とも覆面を被ってい……アレ?
「悪魔憑きの男たちにツインテの女の子が話してんだが……?神様知り合い?」
『儂もしらんよ……あっ、殴った』
「とりあえず、助けるか……」
俺は袖から鋏を取
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