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切り開く為の力
猶予一週間
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?」
「めんどくさい、怪我をさしたくはない」
どこからかプツーンっと音がした。
「もう許さん!霧瀬!貴様をここで指導してやる!」
「一輝…お前の実力を見てみたい」
ーーお前もかよ……
俺は溜め息をつき、
「わかったよ、やるよ」

ーーーー

「そして、今に至る」
「?誰に喋ってるんだ?」
「いや、何でもないぞ………箒!俺が勝ったらちゃんと指導してくれよ!」
「わかっている!!」
その言葉でスイッチを入れた。
「戦う前に……一夏と剣道部の皆さん!すいませんが席をはずしてもらえませんか!!」
「な、どうしてだよ!?」
俺は一夏の方に向き、一言
「恥ずかしいから!」
「………ハァッ……皆、すまないが頼む」
「…………わかったよ」
その一言で一夏達は苦笑いしながら席をはずしてくれた。
「終わったら教えてくれよ!!」
そう言って、俺と箒の二人っきりになった。
「どうせ貴様の敗けで終わることになるのにな……まぁ良い、やるか!!」
箒は改めて構え直し……
俺は竹刀を片手に持ち、足に力を入れた。
そして……
「さぁ、『遊ぼうか』!!!」
試合が始まった。

ーーーーーーーー

ーーやってるなぁ〜
一夏こと俺はドアの前で立ちながら待っていた。
かれこれ五分が経っている…………

パンッッ!パァンッッ!!!

中からは打ち合ってる音が聞こえるが……
ーー箒の勝利だろうなぁ〜
周りの部員のみんなは中を見たいらしくソワソワしていた。
『篠ノ乃さんに勝てる男子なんていないわよ』
『けど、長いわねぇ〜』
『覗いて見ようよ!』
その一言で周りの女子が頷き、俺が代表してドアを少し開けた。
『どうなの?』
「よし、中を見るぞ」
恐る恐る中を見ると、
「これで、12戦10勝2敗だな」
「まだだ!まだ、終わらない!!」
「………嘘だろ」
竹刀を片手に持った一輝と、その目の前で方膝をついている箒だった。
ーー一輝って何者だ………?
「いや、もうやめようぜ?次でラストにしてくれないか?」
「わかった」
「これに勝ったら箒の勝ちで良いぞ……」
「私はまだ…まだ!!」
箒は落ちた竹刀を持ち、最後の賭けとばかりに上段の構えを取った。
「その根性は凄いねぇ……じゃあ、俺も本気で行くぞ!」
「来い!!霧瀬!!」
一輝は居合いの構えを取り……
箒は上段の構えから、面打ちを放った。
「ハアァァァァァッッ!!!」
「『四連』」

その言葉といったと共に全てが終わった……

ーーーーーーーーーー
「『四連』」
その言葉と同時に俺は抜刀した。
一発目は箒の振り降ろしてくる竹刀を居合いで壊し、二発目は振り切った腕戻しながら小手を叩き真上に構え、三発目はそのまま面を打ち、四発目はそ
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