暁 〜小説投稿サイト〜
転生物語―魂の力―
DS編
地下墓地〜巨人墓場
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の護衛二人は既に亡者と化してしまったらしい。
 それを聞いた俺がパッチに更に深く反省させたのは言うまでもない。
 俺はレアの頼みを聞き、亡者と化した護衛ニコとヴィンスを倒し彼女から彼らの形見とも言える奇跡、生命湧きを受け取った。
 その後、レアとパッチを篝火まで連れて行きくれぐれも変な真似はしないようにとパッチに言明し、巨人墓場の奥へと歩を進めている。
 強敵だったのは四足歩行をしている巨大骸骨だ。剣士を遥かに上回る攻撃に、危うく盾を弾かれてしまうところだった。

「明るい場所に出たな」

 これだけ明るければ、もうランタンは必要ないだろう。
 崖下に広がるのは・・・・・・灰の湖、だろうか。距離があり過ぎてはっきりとはしないが何とも幻想的な光景だ。
 この辺りに敵の気配はない。短い間だが、この光景を眺めることで心に一時の休息を得ることができた。
 恐らく進路であろう横穴。そこに足を踏み入れる前に今一度湖を眺め、その光景を心にしっかりと記録し歩を進めた。
 横穴に入ってすぐ、結晶トカゲがおりこれを撃破し武器の強化素材を入手。そこに侵入してきた黒いファントム聖騎士リロイを撃破しその武器を手に入れた。
 さらに奥へと進む俺を出迎えたのはたくさんの三人羽織と、小さな骸骨どもだった。

「ボスだった敵がザコ敵で再登場ってのはよくある展開だが、再登場が早すぎやしないか?」
 
 三人羽織の早すぎる再登場にため息をつきながらも剣を抜く。装備は一発一発の威力を重視して黒騎士の大剣だ。見た感じでは地下墓地で戦った個体よりも弱そうなため手こずることなく殲滅できるだろう。
 その予想は外れることなく三人羽織を殲滅した。どうやらこいつらは白楔石の塊をドロップするようなのでそれ頭の片隅にとどめつつ先へと進む。

「ここか?」

 穴、というのが適切だろう。どうやらここに飛び込まなければならないようだ。
 また骸骨どもが出てこないとも限らないため武器を神聖の蛇人大剣へと変更してから飛び込む。すると、まるで眠りから覚めるかのようににしてソウルが高まっていくのを感じる。

「さて、死者狩りだ!」

 敵はゆっくりとコチラへ近づいてきているが、わざわざ待ち受けている必要もない。こちらの行く手を遮るかのように現れる骸骨どもをひと振りで粉砕し、ニトのもとへと駆ける。しかし、突如足元から嫌な気配を感じその場を飛び退いた。

「遠隔攻撃か!」

 先程までエイトがいたそこには、真っ赤な三日月上の刃が突き出ていた。もし避けていなければあの刃によって体を貫かれていただろう。

「それならこっちも!」

 既にニトはこちらの視界に入っている。ならば問題ない。

――ギガデイン!

 紫電が降り注ぎ、ニトの体を焼いていく。さすがは
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