第48話 男の子は母親好き、女の子は父親好き
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。その程度で他人に怒りをぶつけるような真似はしない。
「ぶぅっ! 世間知らずじゃないですよぉだ! ちゃんと毎日テレビ見てるし新聞だってたまに見てるんだよぉ!」
訂正させて頂きます。
かなりご機嫌斜めになっていた。しかも頬を膨らませて不満たらたらなのを体でアピールしている。まぁ子供なので勘弁していただきたい。
「悪かったよ。じゃ、親父に宜しくな」
「うん、叔父さんも頑張って怪我治してね」
「……ふっ、こいつは治らない怪我さ」
「へ?」
意味深な発言を残し、男は去ってしまった。なのはは先の発言の意味が分からず、仕切りに首を傾げるばかりであった。
一体誰だったんだろう。雰囲気は違うがほんの少しだけ父銀時に似ているような気がした。
だが、所詮気がしただけなのでそれが本当にそうなのかは定かではない。
「変な叔父さん。でも面白い人だったなぁ。また会ったら色々お話聞きたいなぁ」
例の男との再会を期待しながらも、なのはは帰路へと向った。だが、なのははこの時知る筈もなかった。
先ほどなのはが出会い話した男こそ、現在鬼兵隊と言うテロ集団を率いて江戸を混乱に陥れようとしている要注意人物【高杉晋助】その人だと言う事を。
なのはがその事実を知るのはもう少し後の事である。
つづく
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