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魔法少女リリカルなのはSCARLET 〜紅い狼の伝説〜
第5話 使命〜今までとこれからと〜
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ろう?」


「うん、それはいいんだ。いいんだけど・・・・・・」


 この指輪から聞こえた声・・・・・・・・・


「マー○大喜多・・・・・・だよな」


「ん?なんじゃ?もしかして串○アキラの声の方が良かったか?」


「いや、大丈夫だ・・・これでいい」


 剣を持ったまま項垂れた。・・・・・・いや、マーク大○多って!マーク○喜多って!
 いくらなんでもネタに走りすぎでしょ!


「うむ、やはり仮面ライダーはええのう。ワシとしてはアギトやクウガが名作じゃったが、今のウィザードもなかなか興味深い作品じゃ。お主はどう思う?」


「別に何でもいいよ・・・」


 とりあえずあんたがライダー好きなのはよくわかった。


「なんじゃ、つれないのう・・・まあよいわ。それで、最後に『リリカルなのはの原作開始』についてなんじゃが」


「?なんだよ?」


「いやな、イレギュラーを可能な限り抑えるために、お主を転生させた時に年齢を原作に合わせたんじゃ。じゃからもうすぐ最初の事件が起こるはずなんじゃが、何かなかったか?」


「うん?なのはにはもう会ったけど、それらしいことは『・・・助けて!・・・』・・・うん、たった今発生した」


「何?」


 いきなり声が俺の頭の中に聞こえてきた。間違いない、これはあのフェレットの念話だ。


「おいツカサ、一体どうしたのじゃ?」


「今、俺の頭に念話が届いた。『助けて』って。多分、ユーノ・スクライアが発信したんだと思う」


 リリカルなのはの原作開始。最初の「ジュエルシード事件」は、なのはがユーノを助けたあとに、そのユーノからの念話を受け取るところから始まっている。
 今の念話がそうなら、きっと今頃、なのはは家を飛び出して動物病院に向かっているはずだ。


「・・・原作には、介入するべきなのか?」


 だが、その原作に本来俺は関わることはない。もし俺が関わったりしたら、それこそどんな影響が出るか・・・・・・ん?


「・・・ってあれ?なんで俺に念話が聞こえたんだ?」


 俺、リンカーコアは持ってないはずなんだが・・・


「ああ、それなら」


 電話越しに俺のひとりごとを聞いていたじいさんが、なにか思い当たるフシがあるかのように言った。


「お主を転生させる際に、魔導師関連で何かあってはいけないと思ってな。ちょっと魂をいじってリンカーコアを作っておいたのじゃ」


 なるほど。だから念話を聞き取ることができたのか。


「ちなみに、魔力値はそんなに高くないから、あまり無理をするなよ?」


「いや、リンカーコアがあるってわかっただけで十分だ。それ
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