暁 〜小説投稿サイト〜
願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
プールって泳ぐ以外にもやることあるんだね
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「ユウちゃんはどうだった?」

「あ、はい 楽しかったです」

「もー、敬語はやめなさいよね」

「でも、これが…その、デフォルトといいますか……」

「はぁ…難儀な物ね」

「あぁ、最終的に荷物確認しとくんだぞ?
最近は金銭の盗難が相次いで発生してるからな」

「「「「はーい」」」」

?あれ?金銭?確かサントラは下着だかが盗まれるんじゃなかったっけ?
今一良く覚えてないなぁ…
それにしてもユウが歌ってるときに出てた粒子ってなんなんだろ…
て言うかそもそもユウはどうやったらユウジに戻れるんだ?
確かアリシアちゃんに抱きつかれて……うーん。
原因がわかれば良いんだけどなぁ…

「ふ、ふぇぇ……(涙」

「………………………え?」

ちょっと考え事してたらユウがむさいオッサンに捕まって
首を腕で固定して顔にナイフを突きつけられていた…
いや、僕も一瞬のことだったからなにが起こったか分からない。
クロックアップとかキングクリムゾンとかそんなちゃちな技じゃない。
もっと恐ろしい片鱗を味わったよ………!

「何て、ネタやってる場合じゃなかった。
何でユウが捕まってるの?」

「あー、さっき金銭泥棒の話をしただろう?
あの男がそうらしい。
現場を見てたユウと目があってあの状態なんだ…」

え?何そのフラグ…超怖い

「あわわ……ぐぅ!?」

「ユウちゃん!?大丈夫!?」

急に苦しみ出したユウは体の力が抜けて地面に踞り、
酷く辛そうにしている。

「おらガキィ!しっかり立てやゴラァ!」

男はユウの髪を掴んで無理やり起こそうとする。

「やめて!ユウちゃんが可愛そうだよ!」

「うるせぇ!お前らが俺を逃がせばすぐ終わるんだよ!」

『そ、蒼也…』

『!ユウジ!?』

『ヤバい……戻りそう……っ』

『んな!?やっぱり!なら『ダメだ!』な、何で?』

『バカ…野郎、今私が着てる水着は女用だぞ……』

あー、確かに…男の姿でそれはキツいよね。

『り、了解!でもどうするのさ!』

『プールに落とせ…!』

『分かった!』

そうと決まれば即実行!

「な、何だてめぇは!
これが見えないのか!あぁ!?
近づいたらコイツの綺麗な顔に刺し傷ができちまうんだぜ!?
おお!?分かったら来んじゃねぇ!」

僕は男の前に立ち、ちょっとした殺気をむける。
男はビクビクしながらも威勢を放ち、近づけさせまいとナイフを振り回した。

「今です!」

僕はプールを指差して、合図を叫んだ。

「な、何ぃ!?」

男はあわててプールに視線を向けるが誰も出てくることはない。
何故ならブラフだからだ!

「チ
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