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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
プールって泳ぐ以外にもやることあるんだね
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っていったユウを見送り、
なのはちゃん達を見てみたら物凄い不安な顔をしていた。



数分して曲が流れ出した。

「あ、始まっ………あれ?」

「どうしたの?」

「いや、何でもないよ」

ユウを見てみたらユウの回りに明るい緑色の粒子が少数ながら漂っていた。
なのはちゃん達には見えてみないみたいだけど……なんだろあれ?
魔力じゃ無いみたいだし…



〜〜〜〜〜〜♪

ステージ付近にいる一般客は4、5人いるくらいだ。
前奏に気がついて数人の人の視線が集まった。

そして前奏が終わり、ユウが歌い出す。

『ー ずっと聴こえてたよ

ー ずっと探してたよ』

よく響く声だなぁ…凄く綺麗だ。

歩いていた人はその足を止めてステージを見始める。
大人から子供まで段々とステージに寄っていき、
サビに入る前にはステージを囲む人達で溢れかえった。

『遥か先へ

煌めく日を携えて

護りたいんだ 君にも舞い降りた音

何時かきっと 空の色を塗り替える

夢見て 明日の 僕らは 誰かに歌う〜♪』

サビが終わる頃には結構な人達が集まっている。

まるでユウの歌が人を誘ったかのように
客達のテンションは次第に高くなっていった。







「ありがとうございました///」

客に向かい一礼してステージを降りてきたユウは
迎えたなのはちゃん達にまた賞賛されていた。

「ふっ…次は俺の番だな」

空気が読めない銀髪君は堂々とステージに上がっていった。

そう言えば序盤で終わるってユウは言ってたけどどういうことなんだろ?








『帰れ下手くそ!』

『さっきの娘を出せ!』

『音痴はお呼びじゃないんだよ!』

『ママーさっきの歌聞きたい』

「………なるほど…そう言うことか」

銀髪君が歌い始めて5秒も経たない内にブーイング発生。
銀髪君のあまりの音痴ぶりに観客が大激怒し
物を投げられたりして銀髪君は終われるように退散してしまった。
なにしろ歌いはじめから音を外しまくり、他の皆は耳を塞いでたくらいだった。

なのはちゃん達は銀髪君が居なくなったことでハイタッチをしながら喜んでいた。

そのあとはお昼までちょっとしたカラオケ大会みたいになり、ユウが物凄い声援を受けていた。

因みに銀髪君の選曲はfly awayで「俺の歌を聞けぇ!」と言った瞬間
なのはちゃん達がドン引きしていたのは言うまでもない。












「いやー、遊んだ遊んだ〜♪」

「うん!すっごく楽しかったよね」

あれから更に時間がたち、客も徐々に帰り始める頃。

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