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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
プールって泳ぐ以外にもやることあるんだね
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ート地点に着く。

「………ユウ?何で最初から水に入ってるの?」

不意に恭也が訪ねてきた。

そう、私は高台出はなく小学生とかが授業でやるような
スタート体勢なのだ。

「……?ダメなの?」

蒼也は何を言っているんだろう…当たり前じゃないか。

恭也は腑に落ちない様子でありながらも渋々監視塔にすわった。



「じゃあ始めるよ?位置について…よーい、ドン!」

「はっはぁ!」「すぅ……(トプンッ」

銀髪は何か気持ち悪い奇声を上げながら飛び込み
私は静かに水中に潜り壁を蹴った。






side銀

「はっはぁ!」

俺は美しいフォーム(数人が吐いていた)で水中に飛び込みクロールを始めた。

飛び込む瞬間に見たユウと言う幼女は息を吸って潜っていた。
て言うかあの幼女はミーナじゃなかったみたいだ。
俺はイレギュラーだと確信した!

だが俺は最強のオリ主!
どんなイレギュラーも女であれば手中に納めて見せるぜ!

しかし、あんな小学生のスタートとは…
ふっふっふっ!これは勝ったも同然だ!
くくくっ…勝ったらあんなことやこんなことを…
想像するだけで燃えてくるぜぇ!

「ダッシャア!」

"パンッ"と壁にタッチして、なのは達に最高のスマイルを送ったら……


「凄いのユウちゃん!お魚さんみたいだった!」

「いや……そんな///」

「大会に出たら優勝できるよ!自信もって!」

「あう…///」

何故か俺より遅かった筈の勝負相手だったユウって娘がなのは達に大絶賛されていた。

「あ、出てきたわね…」

アリサの声に全員が振り向き、見るとポカンと間抜け面していた俺に気がついた。

「とりあえずユウの勝ちだからさ……」

「帰りなさいよ」

「約束だもんね」

「まてまて!どういうことだ!?
何で俺より早くその子がゴールしてるんだ!
明らかに俺の方が早かったはずだ!」

と言ったら何故か皆揃って何言ってんの?みたいな顔された…
成る程、読めたぞ?
俺を一人の女に独占されたくないが故にこんな策を…?

いや、近くにあのモブがいやがる!
恐らくアイツが入れ知恵をしやがったんだな!?
何て卑怯なやつなんだ!







side蒼也

「ユウはちゃんと泳いだし確実に君より早かったよ」

何か僕を睨むように見てくる銀髪君に事実を言ってやった。

「そんなはずはねぇ!
お前らズルしたのを隠してるんだろ!
やっぱりお前の入れ知恵だな!俺に取られたくないからって
卑怯なことしやがってモブが!」

なんか僕のせいにされたし……
自意識過剰にも程って物があると思うんだけどなぁ
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