第二十八話
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いう名の都合のいい駒になる事を目指しているの」
「都合のいい駒ですか、それって第2次世界大戦の時の日本兵みたいな」
「理解が早いわね。それとあまり変わらないわ。“立派な魔法使い”に任命してあげるからって言葉一つで大概の魔法使いはその命令に従うわ」
「......他の勢力はどうなんです?」
「1つは帝国と呼ばれているんだけどここはそうねえ。亜人、獣人って言った方が分かりやすいかしら。そういう種族が集まって出来た国である程度は平和な国よ、アメリカ位。遺跡とかが多いから研究者とかトレジャーハンターなんてのもいるわね。この帝国とさっき言った勢力、MMって呼んでいる国なのだけれど国の大きさで言えばほぼ互角ね。最後がアリアドネーっていう小さな国なんだけど、この国は特殊で学園都市が大きくなった学園国家と思ってもらって良いわ。ちなみにこのアリアドネーが最強の国家でもあるわ」
「なんでなんですか」
「魔法って言うのは化学と一緒なの、ちゃんとした式が在ってそれを正しく行う事で誰にでも扱える事が出来る物なの。たまに病気とかで使えない人とかもいるけど。だから魔法も研究されているの。その中で400年程昔にある賞金首がアリアドネーに流れ着いたの。アリアドネーは学びたい者ならたとえ犯罪者であろうと受け入れる国なの。もちろん国の中で罪を犯したら罰せられるけど。それでその賞金首が追われている理由は一緒に旅していたのが吸血鬼の真祖だったからなの」
「それだけなんですか」
「吸血鬼の真祖ってね。完全な不老不死なの。不死殺しの武器じゃないと殺す事が出来ない。だから恐れられるのけど、その賞金首は吸血鬼と離れようとはしないどころか討伐しようとしてきた人たちを返り討ちにした事と今までに無い魔法を使う事から賞金首にされたの。そしてその賞金首はアリアドネーでその魔法と自分の思想を教え続けたの。おかげで400年経った今もアリアドネーはその魔法と思想を継ぐ者達が何人もいて、その人たちはまた後世に伝えていく。......話がずれたわね。それで魔法の種類が違うと使う魔力も違うんだけど、この意味が分かる」
「えっと、魔力がなくなって魔法が使えなくなっても別の種類の魔法なら使えるってことですか」
「そう、だから魔法の種類が多い方が有利なの。そしてMMも帝国も兵士が使うのは昔から在る魔法1種類がほとんどでたまに2種類使う人がいる位ね。それに対してアリアドネーは4種類使えるのが普通ね。たまに1種類を極めている人もいるけど、極めている以上もの凄く強いわね」
「全部でいくつ在るんですか」
「6つよ。探せばまだまだ在ると思うけどアリアドネーで教えているのは6つ。どんなのがあるのかは見た方が早いわね」
エヴァさんが指を鳴らすと目
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