スーパーロボット大戦OG外伝
0501話
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その結果が今のこの状況だ。
あるいは誘拐された者の中にはグロウセイヴァーの能力を知っていた奴もいるかもしれないが、その中でも一番シャドウミラーについて詳しいラミアは規格外として吸収されずに弾かれたし、アラドやゼオラ達も……いや、待て。
モニタの向こうで、何故か若干頬を赤くしているオウカへと視線を向ける。
「オウカ、お前の今の所属は?」
「え? アラドやゼオラ、ラト達と同じ特殊戦技教導隊ですが」
やっぱりな。そうなると……
「お前もバルトールに?」
「……はい。晴海の騒動の時にアラド達と一緒に。幸い、何故かODEシステムに吸収されないまま皆さんに救出されましたが」
「そうか。お前が無事で良かったよ」
「そんな、大尉……」
何処か照れくさそうに微笑むオウカ。その様子に首を傾げていると、先程から黙っていたイルムが再び口を開く。
「おいおい、お前は思ったよりも女好きだったんだな」
「……は? 何を急に?」
その言葉に、ジトっとした目を向けてくるイルム。
「お前、分かっててやってるのか? それとも本当に分かってないのか?」
「だから、何がだ? 理解出来るように説明してくれ」
「こんな分かりやすい反応もないだろうに。いいか、オウカはお前……」
「イ・ル・ム・中尉? アクセル大尉に余計な事を吹き込まないで下さいませんか?」
まるで地の底から聞こえて来るような、妙な迫力を持ったオウカの声にイルムが顔を引き攣らせ、額に冷や汗を浮かべる。
「……オウカ?」
「いえ。アクセル大尉は気になさらないで下さい。イルム中尉のいつものお遊びで下らない事なので気にする必要はこれっぽっちもありません。それよりも、改めて。遅くなりましたが無事で何よりです。他の方達も無事あのアインスト空間から抜け出せたのですよね?」
「ああ。その点は問題無い。レモンもエキドナも、他の技術班の奴等も皆無事だ」
「……そうですか。お二方も」
そんな風にある意味で和やかな雰囲気を漂わせながら話をしていた俺達だったが、戦場となっている場所ではそろそろ戦闘も終盤に入ろうとしていた。
既に残っているバルトールの数は3機で、その3機にしてもレオナの乗るズィーガーリオンがブレードレールガンを使い、レールガンの弾丸でバルトールの動きを牽制した所で銃剣の部分であっさりとその胴体を真っ二つにしている。
そしてリョウトの乗っているヒュッケバインMk-VがT-LINIKシステムを使ったのかバルトールの動きを察知し、先読みしたかのようにロシュセイバーを振り、その薄い装甲を袈裟懸けに斬り下ろしている。
最後の1機は、キョウスケの乗るアルトアイゼン・リーゼがその驚異的な突進力で瞬時にバルトールとの間合いを縮めて特徴的な角のプラズマホー
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