スーパーロボット大戦OG外伝
0501話
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無明の場合はバースト・レールガン等も装備しているので遠距離からの攻撃も可能なのだが、本人が射撃武器は牽制程度と割り切ってるからな。
「言われるまでもない。幾度となくヒリュウ改やハガネを1機で翻弄してきたグロウセイヴァーの力、この目で確かめさせて貰おう」
「承知。木偶人形なぞ獅子王の牙で噛み千切ってくれる」
自信を感じさせるスレイに、獰猛な笑みで答えるムラタ。そんな2人の様子を見ながら量産型システムXNを起動する。
「システムXN、起動……転移座標確定。転移フィールド生成開始……」
光の繭のような転移フィールドが生成され、グロウセイヴァーを包み込んでいく。
グロウセイヴァーに搭載されているシステムXNは量産型だけあって転移フィールドの生成速度は遅いのが難点だ。だが幸いな事に、バルトールの方もこちら側が一斉に動きを止めたのをODEシステムが不審に思ったのかその動きを止めて陣形を組み直している。……そう、正面からの攻撃を受け止められるように、だ。
「全機、俺の一撃で奴等の陣形は崩れるだろう。その隙を見逃すなよ。転移!」
量産型システムXNが起動し、転移が成功。次の瞬間にはグロウセイヴァーの姿はバルトールの群れの真横に存在していた。
「愛」
精神コマンドの愛を使用し、バルトールが動き始める前に絶望をもたらす一撃を放つ。
「T-LINKシステム、フルコンタクト。時流エンジン、フルドライブ……食らえ、フルバーストだ!」
その言葉と共に、グロウセイヴァーの背後に浮かんでいたファントム28機がレーザー弾を放ちながら高速でバルトールへと向かっていく。また、ビームガトリング砲から放たれた無数の細かいビーム弾が、リニアレールガンから放たれた狙い澄まされた一撃が、2つのランツェ・カノーネから連続して放たれるビームが、右手に握っているガン・レイピアから放たれるビーム弾が、ハルバート・ランチャーから幾筋もの光線が。そして胸元からは多弾頭ミサイルであるファイア・ダガーが連続して途切れる事無く放たれ続ける。
元々運動性能に特化して、敵の攻撃を回避するというのを大前提にしているバルトールだ。その装甲は戦闘機より多少上程度の物だから最低限でしかない。そんなバルトールの群れが、それも攻撃を想定していなかった真横から面射撃ともいえる攻撃を受けて無事でいられるはずもない。
あるいは、PT並の装甲があればある程度は耐えられただろう。だがそれを言っても既に遅い。
「……マジか……」
通信に乗って聞こえて来る誰かの唖然とした声。そんな声を聞きつつ、更にバルトールへと深いダメージを与えるべくT-LINKシステムを通してファントムへと命じる。
「貫けっ!」
そして俺の意志を受けたファントムは、レーザ
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