暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
善悪下世界の望む往き先は・・・ 〜Peccatum〜
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えたベルゼブブがが。けど、ルシルはベルゼブブに気付いていないのか周囲を見渡している。そこで解った。ベルゼブブは知覚阻害を使っているって。

「いっけぇぇぇぇッ!」

だから“ゼーゲン”をベルゼブブに向けて全力投球。迫る“ゼーゲン”に気付いたベルゼブブが、片方の“ルートゥス”で弾いて、“ゼーゲン”を粉々に砕け散らせた。

――閃駆――

すぐさま一気にルシルにまで走り寄って・・・

「ルシル!」

「っ、ああ!」

私の意を察してくれたルシルが右手に持っていた“キルシュブリューテ”を私に向けて投げた。私は跳んで“キルシュブリューテ”を手に取る。

「どっっせぇぇーーーーいっ!」

――炎牙崩爆刃(フェアブレンネン)――

ベルゼブブに向けて炎の斬撃を放つ。直撃だった。だけどベルゼブブは何事もなかったように立っていた。

「ちょっとルシル。あれどういうこと・・・?」

ルシルの隣にまで跳躍して下がる。視線の先には無傷のベルゼブブ。

「見て解るはずだ。ベルゼブブの神秘の強さに。私の中級魔術――メタトロンやカマエルが通用しなかった・・・」

メタトロンって確か、中級第三位の火力を持つ術式だったっけ。そしてカマエルは中級第二位。それが通用しないというわけか。

「なるほど。なら私の真技で斃す」

「ついでにベルゼブブは嫉妬以外の“力”を使うらしい。その上何らかの高速移動法を使う。まぁ、速さで言えば圧倒的にシャルが上だが・・・」

それこそ見れば解る。ルシファーの“ルートゥス”を使っているんだから。それに高速移動法っていうのもあるらしい。

「あぁ、これはいよいよまずくなってきましたね。では、これから全力の離脱を試みますので、邪魔をしても無意味と――っ!」

――閃駆――

ベルゼブブの話の途中で最接近。ホントは殴り飛ばしたいけど、時間も無ければ余裕もない。ゆりかごが軌道上に上がるまでに斃して、脱出しないと・・・。だから一気に決めて、なのは達のところに帰るんだ。

「言いませんでしたか、3rd・テスタメント。あなたの戦闘パターンはすでに解析済みだと・・・!」

「それは1対1での話でしょ。今、ここにはルシルが居る・・・!」

“キルシュブリューテ”を振るう。狙いはベルゼブブの腕。ベルゼブブとのすれ違いざまに一閃。左腕を斬り落とす。

――怠惰の力――

「って、はあ!?」

斬り落とした瞬間にはすでに新しい腕が構成されていた。ズルいっ、さすがにそれは卑怯だよ。

「言うのを忘れていたが、ベルゼブブには高速再生能力もある」

「遅っ!」

砲塔が3つある青銀色のガトリングガンを手に、ベルゼブブへと銃口を向けるルシルからの遅い情報。それの巻き添えを食らわな
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