暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
善悪下世界の望む往き先は・・・ 〜Peccatum〜
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――
熾天覆う七つの円環
(
ロー・アイアス
)
――
7枚の花弁が開く。レーザー群は
盾
(
ソレ
)
に拒まれ突破できないが、次に来た攻撃で一気に消された。その攻撃とは“ルートゥス”の弾雨。阻害の概念がある武装だ。それで盾を構成する魔力を阻害され、その上で神秘は向こうが上だったからだろう、紙のように潰された。だがこちらの次の攻撃への時間稼ぎは出来た。
「目醒めよ、神槍グングニル!」
能力の限定解放。完全解放には魔力が全然足りないからだ。オーバースローで“グングニル”を放とうとしたその時・・・
――傲慢の力――
また知覚阻害を使って姿を晦ましたベルゼブブ。本当に面倒だ。
†††Sideルシリオン⇒シャルロッテ†††
「うおおおおおおッ!」
スバルが四角形の結晶体に突撃していく。そして私は、ティアナの運転するバイクのタンデムシートに座って、「ロイヒテン・プファイル!」スバルの援護をするための射撃魔法を連射。こんなことばかり続けてるからスバルの体力が心配だけど、さっき訊いたら「大丈夫ですっ」らしい。
(さすがはなのはとヴィータに鍛えられただけはあるよ)
そのヴィータともさっきすれ違った。ヴィータは血だらけと言えるほどにダメージを負っているのを見た。でも武装隊の人と一緒だったし、おそらくすぐにゆりかごから離れるはずだ。
「さっきから大きい爆発が続いてますが、なのはさん達がまだ戦ってるんでしょうか?」
バイクを運転するティアナがそう訊いてきた。確かにどっか遠くで、微かだけど爆発音と小さな揺れが連続して起きている。ここまで届くのだから爆心地はとんでもないことになってるはずだ。
「もしそうなら急がないとだね」
“マッハキャリバー”の速度を落として、バイクと並走するスバルを見る。でもやっぱり少し疲れが見えた。
「なのは達の戦いは終わってると思う。たぶん今戦ってるのはルシルだろうね。ベルゼブブがゆりかごに進入したのは間違いないから・・・」
「「ベルゼブブ・・・」」
2人の表情が曇る。私の負けっぷりを見ちゃったからね。でも次は負けないよ。
「・・・あ、あれは・・・なのは! ヴィヴィオ! それにはやて達も!」
長い長い通路の先になのはと、なのはに抱き上げられているヴィヴィオが居た。その隣には、何かを背負っているはやてと、はやての肩に乗るリイン。
「シャルちゃん! スバル! ティアナ!」
「なのはさん!」「八神部隊長!」
通路を走っていたなのは達の元に急ぐ。見た限りなのはとヴィヴィオは大した怪我を負っていなさそう・・・良かった。で、やっぱりルシルが居ない。ベルゼブブと戦っているのは確定みたい。
「シャルちゃんは大丈夫なの!?」
なのはが私を頭から足先ま
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