暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
善悪下世界の望む往き先は・・・ 〜Peccatum〜
[12/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ルとシャルを迎えに行きたいんだ。もしかして何かトラブルがあったかもしれないし、起きるかもしれない・・・』

フリードリヒに乗るフェイトちゃんの顔は少し青い。ルシル君たちのことがほんま心配なんやね。当然私らもやけど。

「ごめんな、フェイトちゃん。それは許可できん。今ルシル君たちが戦っとるんはとんでもない奴や。だから、そんな危険なところに行かせるなんて・・・」

『あの、八神部隊長。僕からもお願いします!』

『わたしからもお願いします! ルシルさん達を迎えに行かさせてください!』

エリオとキャロからもお願いされた。どうする? 行かせるべきか、このまま待機させるべきか・・・。

『こち・・・スター・・・5・・・』

私らの前にモニターが浮かび上がる。ノイズがすごいけど、聞こえたんは間違いなくルシル君の声やって判ったから、「ルシル君か!?」半ば叫ぶように名前を呼ぶ。

『はや・・・ああ・・・』

そう返ってきた。ノイズの中にルシル君の顔が見えた。よかった。無事でホンマよかった。徐々にモニターのノイズが弱まって、ハッキリとルシル君と、ルシル君にお姫様抱っこされとるシャルちゃんが映った。

『すまないが、出口まで迎えに来てくれると助かる。今の私とシャルは魔力が使えない状況なんだ』

疲れきっとるルシル君が弱々しい笑みでそう言う。魔力が使えんっていうことは飛べんってことやね。

『はやて。ライトニング(わたしたち)が行くよ。スバル達もそう何度も行けないでしょ?』

フェイトちゃんにそう言われて、ヘリ内に設置されとるイスに座るスバルとティアナを見る。確かにフェイトちゃんの言う通りや。スバルはギンガとの、ティアナは戦闘機人との戦闘で負ったダメージがある。それに今空に上がっとるフェイトちゃん達の方が速いし、フリードリヒの方が乗れるやろ。

「そやな。うん。ライトニングはゆりかごへ行って、ルシル君とシャルちゃんのお迎えや」

『『『了解!』』』

『助かるよ、はやて、みんな』

2つのモニターが閉じる。

「・・・ふぅ」

「お疲れ様です、はやてちゃん」

リインが私の目の前まで飛んできた。私はリインに笑みを向けることで応えた。

†††Sideはやて⇒フェイト†††

エリオとキャロはフリードリヒで、私は飛行魔法でゆりかごの突入口に降り立った。ここでルシルとシャルを迎えるために。

「ルシルさんとシャルさん。勝ったんですね、あのベルゼブブって人に」

「すごいですよね、ルシルさんとシャルさんって・・・」

エリオが静かに呟いて、キャロもそれに続いた。確かにすごい。私ですら怯えてしまう威圧感を放っていたベルゼブブ。そんな存在と当たり前のように戦うルシルとシャル。すごい、本当
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ