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《SWORD ART ONLINE》ファントムバレット〜《殺し屋ピエロ》
女神と道化師の舞踏会
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「終わりよ」
そして底冷えのする声で囁いた。
ーー《冥界の女神》
柄にもなくそんな比喩が脳裏をよぎり、メイソンは恐怖と歓喜で身を震わせた。コイツは本物だ。只ひたすらに強めを求める目が、笑みが、熱が、自分の中でくすぶっていたそれと共鳴し、思惟の最深部で爆発に等しいエネルギーを生み出す。
負けない。負けたくない、お前だけにはーー!
脳内パルスが絶叫の間を縫って信号を伝達し、メイソンの左腕を恐ろしい速度で動かした。僅かな誤差もなくに重なった《着弾予測線》。それぞれの銃口が火を噴き、弾丸が空中で衝突するのを停止した時間の中で見る。
コンマ1秒よりさらに短い間、力は拮抗しているように思えたが、やがてメイソンが放った9mm弾がはじき返された。多少威力を減殺されながらも、依然として必殺の威力を込めた槍が道化師の顔に吸い込まれーー
笑みを刻んでいた仮面が粉々に砕けた。
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