暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Memento mori.〜Asmodeus〜
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」
レヴィヤタンを飲み込もうとする閃光を、限定解放した“キルシュブリューテ”で斬り裂く。それでも止まることを知らないレヴィヤタンの攻撃に、2番目に強いのって絶対にレヴィヤタンだよ・・・」嘆息する。爆ぜる閃光から逃げるために、レヴィヤタンのお腹に手を回して急いで離脱する。
「これって・・・!」
レヴィヤタンのお腹に回した腕から伝わってくる感触。柔らかさじゃなくて空洞のような何も無さ。砕かれている・・・? 頬にもヒビが入っているし、眼の端には涙が零れた跡がある。
「こんなボロボロになってまで・・・・」
守りたかったんだ。あのルーテシアって子を。そして閃光から完全に離脱。気を失っているレヴィヤタンをそっと地面に横にする。
「!!」
後から来るフェイト達のために、ベルゼブブから放たれている威圧感に真っ向から自分の威圧感をぶつけて相殺する。これで少しはベルゼブブの威圧感を弱く感じることになるはずだ。ついでに私はベルゼブブへの牽制の意味を込めて、威圧感に続いて殺気を叩き込む。そのおかげもあってかベルゼブブはその場から動こうとしなくなった。
「レヴィ・・・!」
「レヴィヤタンちゃん・・・!」
「レヴィヤタン・・・ひどい・・・!」
横にしたレヴィヤタンを見て、エリオ達の表情が歪んだ。この子たちにとっては結構ショッキングなものだと思う。レヴィヤタンが小さく呻いて、うっすらと瞼を開けた。
「え・・・なん・・・で・・・?」
「・・・・レヴィ・・・また・・・会えたよ」
レヴィヤタンが、ルーテシアを見て目を見開いた。意識を取り戻したなら、あとはここからみんなと一緒に避難させればいい。
「それじゃあフェイト。みんなを安全な場所にお願い」
「うん、判った。気をつけてね、シャル」
ガリューがレヴィヤタンを横に抱え、ルーテシアはレヴィヤタンの手を握る。そして先にここから離れていった。フェイト達もそれに続いて、フリードリヒに跨っているエリオとキャロと一緒に離れていった。うん、それでいい。何も言わずに行ってくれて感謝だ。
「・・・それじゃあ始めようか、ベルゼブブ」
ここで、今まで黙っていたベルゼブブが動く。ゆっくりと私のところに歩いてくる。
「今代のベルゼブブ、お前は随分とまともな力を持った分裂体ね。正直驚いてる。だから、ここで確実に斃させてもらう・・・」
こいつはここで絶対に斃しておかないとまずい。そう本能が告げてくる。
「あぁ、少し待っていただけますか?」
「なに?」
歩みを止めて私を見据えるベルゼブブ。臨戦態勢は解かない。いつでも確実に、一瞬で決めるために。
「あぁ、それでも結構です。まずは話を聞いていただきますか?」
「・・・言ってみ
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