暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
誰がために君は・・・ 〜Leviathan〜
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しは泣いていた。これで、最期なんだね・・・。もし生まれ変われたら、ルーテシアとゼストにアギト、4人でまた旅をしたいな。
「大好き・・・だよ・・・ルーテシ――」
視界がすみれ色の閃光に包まれた・・・・。
(・・・・わたしはどうなったんだろう・・・?)
最強の罪・暴食ベルゼブブと相討ち覚悟の一撃を放って・・・それから・・・? それからって何? おかしい。何でこんなことを考えられるの?
「・・・わた・・・し・・・いきて・・・る・・・?」
声が出た。掠れているけど確かに聞こえた。どうしてか理解できない。あの時のわたしはもうボロボロで、自分の攻撃の衝撃だけで消えそうだったのに。目を動かす。見えるのはさっきまでベルゼブブと戦ってた更地。そこにはベルゼブブが立っていた。今度こそダメだ。わたしは食べられて終わる。
「・・・・」
そのベルゼブブがわたしを見ている・・・? 違う。わたしと同じ方向に居る誰かを見ているんだ。首を動かす。メキ、とか、バキ、って音がするけど・・・。そこでわたしは、信じられないものを見た。
「・・・え・・・なん・・・で・・・?」
「・・・レヴィ・・・また・・・会えたよ」
ここに居るはずのない、涙を流してても笑ってくれてるルーテシアが居た。それにガリューも一緒だった。キャロとエリオという
第三の力
(
しろいろ
)
の友達・・・。それだけじゃなかった。あと2人がそこに居た。
「それじゃあフェイト。みんなを安全な場所にお願い」
「うん、判った。気をつけてね、シャル」
第三の力
(
しろいろ
)
とフェイトという人間。わたしは助けられたみたいだ、
第三の力
(
しろいろ
)
達に。また涙が溢れる。だけど今度は悲しいんじゃなくて嬉しいから。わたしはまだ・・・この世界に生きているんだ。
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