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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
彼女の選ぶ道
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う甘くはないとは思うけど・・・ね!」
――
炎牙崩爆刃
(
フェアブレンネン
)
――
アスモデウスを横切る瞬間に、“トロイメライ”で炎熱系の一撃を放つ。真紅の炎を纏った刀身から放たれる爆発力の高い炎刃による斬撃一閃。咄嗟にページによる防御をしたように見えたけど、あれくらいじゃ防ぎきれないはず。
「プラズマランサー・・・ファイア!!」
未だに爆煙に包まれているアスモデウスに向けて放たれるプラズマランサーが10発。結構容赦ないフェイトの攻撃。もしこれがAMFのない状況なら決まっているかもしれない。フェイトからの容赦ない攻撃を受け続けるアスモデウスの横を通り抜け、目指すはレヴィヤタン。だけどその前にもう1発アスモデウスに魔法を食らわせる。本当に容赦ないと思うけど、スカリエッティには良い薬だ。意識があるかは知らないけど。
――
雷牙閃衝刃
(
ブリッツ・ランツェ
)
――
“トロイメライ”の剣先から放たれた真紅の雷槍が、アスモデウスへ一直線に向かう。そのまま結果は見ずにレヴィヤタンへと肉薄。“キルシュブリューテ”の刺突を放つ。これもおそらく回避される。けど転移後を狙って強烈な一撃をぶちかます。
「っ・・・ルーテシア!?・・・ぅあっ!!」
「え・・・?」
レヴィヤタンは誰かの名前を叫び、そのまま私の“キルシュブリューテ”に貫かれた。どうして? 解らない。なんでこんなにも簡単にレヴィヤタンを貫けた? それに今、“ルーテシア”って叫んだ。誰かの名前なのは間違いない。だけど何故? レヴィヤタンが動きを止めてしまうほどに・・・大切な人?
「ぅ・・・っ・・・あああああああああ!!」
「ぅぐ!・・・うあっ!?」
レヴィヤタンから放たれる強烈な神秘の奔流。目が開けていられないほどで、仕方なく目を瞑った。私は少しの間だけどそれに耐えた。だけど、結局耐え切れずに吹き飛ばされてしまった。“キルシュブリューテ”がレヴィヤタンから抜けたのが手の先からの感覚で判る。
「シャル!」
「フェイト!」
フェイトが私を受け止めてくれた。抱きかかえられてよく見てみると、アスモデウスも同様に吹き飛ばされていた。レヴィヤタン。“ペッカートゥム”における七番目の罪・“嫉妬”の具現化した存在。そんな最弱とされていたレヴィヤタンがここまでの力を持っているなんて思いもしなかった。
「これは私の本来の力をフルに使わないとまずいかも・・・」
でも使えないのが現実だ。“界律”が現状私に許した能力は生前の大体6割。もう少し制限を緩めてもらわないと・・・負ける。
「くっ・・・
許されざる嫉妬
(
レヴィヤタン
)
! 今すぐに力を抑えなさい! このままでは・・・界律が動き出して・・・うぐっ・・・三番と・・・欠陥品が・・・!」
微かに聞
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