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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
彼女の選ぶ道
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係ない! フェイトは私たちの親友だ!」

フェイトに向けて、こいつは禁句を口にした。私は友達を傷つける奴だけは絶対に許さない。跳躍して私の一撃を回避したそんなアスモデウスに・・・

≪Plasma lancer≫

フェイトから放たれたプラズマランサーが12。アスモデウスは空中で大鎌を振り上げて、そのまま斬り払おうとする。

(ナイスだよ、フェイト!)

私はそれを横目にレヴィヤタンへと突撃をかける。“キルシュブリューテ”に魔力を込めて、その能力を瞬間解放する。レヴィヤタンと“キルシュブリューテ”における神秘の差はあまりない。前回のように逃がさない。必ず致命傷を与えて終わらせてみせる。

「目醒めよ、キルシュブリューテ!!」

解放時間は3秒。限定解放はまだ使わない。下手に解放して決まらなかったらこっちが終わる。瞬時に間合いを詰めて、一気に下から斜め右上に振り切る。案の定レヴィヤタンは転移、私の頭上に現れたのを知覚で捉える。“キルシュブリューテ”の剣先は上を向いた状態。その先いるのは砲撃準備を終えたレヴィヤタン。どっちが先に発動して討ち滅ぼすか・・・。

「勝負!」

――光牙閃衝刃(シュトラール・ランツェ)・伍連――

――Mors certa/死は確実――

同時。私とレヴィヤタンの間に莫大な神秘の奔流が生まれる。全てを押し流そうとする力の中、一瞬だけ視線をフェイトの方へと向ける。フェイトがアスモデウスへ向けて、プラズマランサーを撃ち続けているのが見えた。奔流も止んで体が自由になったところで、レヴィヤタンが私から大きく距離を取っているのが判った。それなら・・・

「トロイメライ!」

≪Glanz Vogel≫

「 いっけぇぇぇぇっ!!」

“トロイメライ”を振るって発動したのは砲撃魔法グランツ・フォーゲル。フェイトのプラズマランサー群と私のグランツ・フォーゲルでアスモデウスを挟撃。アスモデウスもそれに気付いて、その体の周辺に本のページのような紙片で防いだ。紙片の防御陣と私の砲撃が衝突して爆発が起こる。

「シャル・・・!」

「私は大丈夫。フェイトは?」

「私も大丈夫。ちょっとAMFが辛いけど・・・」

フェイトの側へと跳躍して並び立った。お互いの心配に対して強く頷くことで問題なしと教え合う。煙が晴れていってその姿を現すアスモデウスとレヴィヤタン。

「もう一度仕掛ける。フェイト、援護射撃お願い。でも無茶はしないで。危険と思ったらすぐに離脱してくれていいから。それじゃ・・・いくよ!!」

再度、閃駆を使って接近。アスモデウスはそれに気付いていても体がついてきていない。これはもしかするとAMFが解除されるまでにアスモデウスをどうにか出来るかもしれない。

「そ
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