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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
彼女の選ぶ道
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きなさい、レヴィヤタン。今はあなたを信じてあげる。だからルーテシアとかいう子を止めてあげなさい。でも私の友達に手を出したりしたら許さない。エリオ達を傷つけないで止めて。それを条件として行かせてあげる。・・・どう?」
ルーテシアという子を止めるのに、エリオとキャロが危険な目に遭うのだけはダメだ。それを先に言っておかないとレヴィヤタンが暴走しそうな気がする。
「そして、事件後のあなたの処遇は、ルシルに頼み込んでなんとかしてあげる。その代わり、あなた達ペッカートゥムの目的を全て聞かせてもらう」
「・・・何を馬鹿なことを言っているの?」
アスモデウスが笑みをつくりながら、殺気満載の視線を向けてきた。
「・・・ルーテシアと・・・一緒にいられるなら・・・なんでも・・・する」
強く頷いたレヴィヤタン。これで決まりだ。一番厄介なレヴィヤタンをどうにか出来た。
「この・・・・愚か者がぁぁぁぁーーーーーーッ!」
両手にルシファーの剣“ルートゥス”を持ち、怒声を上げながらアスモデウスが突撃してきた。真っ向から私に向かって来るなんて馬鹿なヤツ。魔法で迎撃して・・・あ、“トロイメライ”が・・・ない。
≪Plasma smasher≫
アスモデウスの真横から襲い掛かるフェイトが放ったプラズマ・スマッシャー。気付いた時にはすでに遅く、アスモデウスは黄金の雷光に飲まれて吹っ飛んだ。
「あの・・・
第三の力
(
しろいろ
)
・・・ありがとう・・・」
そう言ってレヴィヤタンが位相空間転移で消えた。ありがとう、か。ルーテシアの居る場所に向かったんだろう。あの子を救うために。レヴィヤタンにとって、あのルーテシアという子こそ戦う理由であり存在する理由なんだね。心が無い、というのを訂正しておかないといけないなぁ、もちろんレヴィヤタン限定で。
「あ、AMFが・・・消えた・・・?」
そして今度はここのAMFが解除されたのが判った。どうやらシスター達が上手くやってくれたみたいだ。
「フェイト!」
「うん! いけるよ、シャル!」
「よくもまぁこんな・・・随分と馬鹿にしてくれたわね・・・」
倒れていたアスモデウスの今日何度目かの立ち上がりを見せる。
「ふふん、もうお前の敗北は決定している。AMFがなくなった以上、フェイトの戦力は私と同等。そんな私とフェイトを同時に相手して勝てると思ってる?」
「ふふふ・・・あははははは! 勝てる? その必要はないわ! お前をこの場に足止めできた時点で、
許されざる傲慢
(
わたし
)
の目的は果たしているのだから!」
「あし・・・どめ・・・?」
(私を足止めすることで目的を達成? じゃあなに? ヤツらの目的は他の別にあるということ・・・?)
「お前を・・・
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