『第十六話』〜出会い〜
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すると、あの白い魔法使いの子が私の前までやって来た。
「あの、わたし高町なのは。あなたの名前は?」
「フェイト。フェイト・テスタロッサ」
なのはっていうんだ。明るい子だな。私とは正反対の子。
「すまないが・・そろそろこれを封印してくれないか」
そう言って死神が私達の前にジュエルシードを差し出す・・・って!
「「あ! ふ、封印!」」
ほぼ同時にあの、白い子と封印をしたが、若干私が早かったのかな? バルディッシュに吸い込まれていった。
「お疲れ」
「死神!どうして彼女に封印させたんだ!?あれは危険なものなんだ!!」
なのはだっけ? その子のそばにいるフェレットがしゃべった。
「フェレット。彼女はそんなよこしまな思いをしていない」
「なんでそんなことがいいきれるの!?」
「簡単だ。俺みたいに汚れた目をしていないし。とてもきれいな魂を持っているいる。それだけで十分信用に値する理由になる」
「え?」
た、魂?なんのこと?
「どういう意味?」
フェレットもおんなじことを思っていたみたい。
「いずれわかるよ」
そういって彼は私の頭に手を置いて撫でてくる。やっぱり落ちつくな。猫があんなに気持ちよさそうな顔をするのも納得できる。
撫でられながらも私は死神のフードの中を覗き込む。
フードによる影のせいで顔がうっすらとしか見えないけど、漆黒の瞳だけはよく見えた。
すると、私が死神を見ているのに気付いたのか彼がこっちに向けて笑いかけてきた。
「ん?(ニコ)」
――ドキッ!!
え!? な、なに!?
顔が熱いし、心臓のドキドキが早いし、頭が真っ白になるし、な、なにこれ!?!?
「大丈夫かフェイト? 顔が赤いぞ。風邪か?」
「わ、わかんない! そ、そうかもしれないから私帰るね!!」
「あ、あぁ。無理はするなよ」
「う、うん! じゃあまたね!」
「あ! ちょっとまって! お話を聞かせて!」
「なんでジュエルシードを集めているのか聞かせて!」
後ろで女の子とフェレットが何か言っているが聞こえない。私はそれだけ気が動転してそれどころじゃない!
「まだドキドキいってる・・・・どうしちゃったんだろ私///」
拓斗side
フェイトはなのはとユーノが止めるのも無視してすごい勢いで飛んでいった。
なんかリンゴみたいに真っ赤だったが本当に風邪だったのか?
[……さすが拓斗。相変わらず鈍感だな]
「鈍感?なにが?」
[はぁ……もういいよ
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