『第十六話』〜出会い〜
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音に目を開けると……。
「直にこうなるとは思ってたが……早くないか?」
女の子の鎌を鎌で止める死神さんがいた。
sideout
拓斗side
「直にこうなるとは思ってたが……早くないか?」
しかもギリギリだ。まぁ、間に合ってよかった。
[(これからも初めてのところは俺に聞けな?)]
「(だな。ギリでも間に合ったし)」
士郎の時は病院に着くのにかなりの時間がかかったし。
「し……死神?」
「久しぶりだな、フェイトだな。高町もだが」
とりあえずフェイトに挨拶をしておく。因みに最初からフェイトを名前で呼んでいるのはテスタロッサと呼ぶより名前で呼んだ方が言いやすいからだ。
「ふぇ!? あ、死神さんその子知ってるの!?」
「あぁ。それよりも、あれか」
俺は猫を見る。これが捨て猫ならまだ手荒なまねも許されるだろうが、あいにくあの猫は月村の家の猫だ。さらにまだ子供。となると、
「フェレット。ジュエルシードは魔力を帯びているだよな?」
「え、はい。そのとおりです。でもなんで?」
「確認までだ」
なら後は簡単だな。
「ソウル、どっちが有効だ?」
[クロスだな]
「にゃ!しゃっしゃべった!?」
「インテリジェントデバイスだったんだ………」
突然しゃべったソウルになのはは驚いた。
フェイトもなのは程ではないが驚いている。
そういえばなのはの前では声出してなかったな。フェイトはソウル自体見るのは初めてじゃないか?
「とりあえずクロスだな」
俺はソウルの刃に魔力を纏わせる。以前の『闇黒狩り』と同じように漆黒の魔力刃が覆った。
だがこれは『闇黒狩り』ではない。
ソウルを横に構え巨大猫に向かって飛び出し、
ソウルを
「『魔装狩り』」
振りかぶった。
巨大猫からすこし距離をとり見つめる。
やがて巨大猫の形が崩れ、残ったのは元に戻った子猫とジュエルシードだった。
これで大丈夫だな。
フェイトside
「すごい……」
私は死神の一振りに見惚れてしまった。魔法もすごかったけど鎌の扱いもすごいんだ……
私も鎌を使うので尊敬してしまう。
そのあと、死神は猫の元へ向かった。
「全く、もう物かまわず触れるんじゃないぞ」
そういって頭を少し強めに撫でながら、こっちに向かってきていた。猫もいやそうじゃない。むしろ好意的だ。
(う、うらやましいな///)
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