暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
開戦
[10/13]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ガジェットへと放った。結果は当然の如く全滅だ。風圧に押し潰されてぺちゃんこ。
「フェイトもシスターもAMFの中じゃ辛いんだから、私に任せておけばいいの♪」
≪Schwert form≫
また1つの長刀になった“トロイメライ”。それを肩に担いでシャルが笑みを浮かべる。そう。
魔術師
(
シャル
)
は
魔導師
(
わたしたち
)
にとっては面倒なAMF内でも大して堪えていない。さっき聞いたけど、魔術師の
魔力炉
(
システム
)
の性質上、AMFは脅威にならない、とのことだった。
「あ、アコース査察官の・・・ワンちゃん達だ」
シャルの視線の先にはアコース査察官の猟犬たちが居た。近寄ってきた猟犬たちにシャルは頭を撫でてあげている。そこに別動隊から報告が入った。アジト内の様々なルートを確認して、危険物への封印処置を始めるって。
その辺りの指示はアコース査察官に任せてあるから、シスターシャッハもアコース査察官の指示通りに動くように返した。そして私たちの主行動は、この事件の主犯であるスカリエッティに限定しての捜索に専念。
「んじゃ行こうか」
シャルの言葉に頷いて、さらに奥へと進む。奥へと辿り着くまでに何度もガジェットが現れたけど、シャルが次々と対処していった。シャルが魔法を使ったのは初めのうちだけ。それからは純粋な身体能力と剣技だけで破壊していく。強かった。強すぎた。私は今までシャルの戦いを何度も見てきた。だからこそ私は改めてシャルの実力を思い知った。
「・・・爆発音・・・?」
前を歩いていたシャルが急に立ち止まって耳を澄まし始めた。私とシスターも同じように耳を澄ますけど何も聞こえ・・・あ、聞こえた。遠くの方で爆発音。誰かが戦闘をしている・・・?
「・・・来る!」
シャルが叫んで、私とシスターの腰に手を回して抱えながらそこから離脱。次の瞬間、壁を突き破って人が飛び出してきた。その人には見覚えがある。
「ぅぐ・・・。フェイト・・・お嬢様・・・!?」
先日戦った、紫色の髪をした戦闘機人。だけど彼女の体はボロボロだった。
「トーレ姉!・・・なっ、管理局!? もうこんなところまで・・・!」
紫色の髪をした戦闘機人をトーレと呼んだもう1人の水色の髪をした戦闘機人。続いて出てきたのはトーレと同じ、先日戦った桃色の髪をした戦闘機人が、壁に開いた穴から飛び出して来た。他の2機もトーレよりかはマシだけどボロボロだ。
「あなた達・・・一体何が・・・?」
シスターも予想外の事態に混乱を示している。私だってそうだ。戦闘機人を相手にしてここまで追い詰めることの出来る味方はいない。
「・・・久しぶりね、レヴィヤタン。リベンジしに来たよ」
シャルが私たちを庇うようにして前に出た。壁の穴からゆっくりと出てきた
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ