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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
開戦
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1機もなくて、代わりに無数の羽根が舞っていた。

「たった1発で殲滅って、やっぱアイツすげぇよな」

ヴィータちゃんの呟きを聞いて、私は同感した。やっぱりルシル君には敵わないな〜。なんて思いながら突入口となる内壁を破壊して、ゆりかご内に突入した。

「機動六課スターズ1、2、内部通路突入!」

ある程度降下した時、いきなり魔力結合に異常が発生。魔力結合を解除された原因はもちろん「チッ、AMFか!!」ヴィータちゃんの言うとおりAMFによるものだ。私とヴィータちゃんは降下じゃなくて落下し始めた。

「内部空間全部に・・・?」

この一帯だけ、ということはないはずだ。出力を上げて一時的にアクセルフィンの効果を持続、着地と同時にアクセルフィンを解除する。そんな簡単なことですら魔力の消費が多かった。ゆりかご内を軽く見渡す。ここに、この中のどこかにヴィヴィオが待ってる。

「スターズ5、スターズ1、2に続き内部通路に突入完了」

上からルシル君がゆっくりと降りてきた。AMFがあることを教えるために声に出そうとしたけど、「AMFか。結構濃度が高いが・・・2人は大丈夫か?」言葉は出なかった。何故なら、ルシル君はAMFの中でもなんら変わらなかったからだ。

「大丈夫だけど・・・、ルシル君は・・・?」

「魔導師のリンカーコアと魔術師の魔力炉(システム)は質が違うからな。この程度のAMFなら影響は受けることはないよ」

そう言って、ルシル君は22枚の翼を無数の羽根にして消していった。でもこれは嬉しい誤算・・・なのかな? 魔導師である私たちにとってAMFは厄介だけど、ルシル君たち魔術師は関係ないってことだ。

「呑気に話してる場合じゃねぇみてぇだぞ」

ヴィータちゃんの視線の先、そこには私たちを迎撃しに来たガジェットが十数機といた。ヴィータちゃんが“アイゼン”を構えて、私たちを庇うようにして前に立つ。

「なのはは魔力を温存してろ。コイツらはあた――」

「待て、ヴィータ」

「んだよ・・・?」

ルシル君がさらにヴィータちゃんの前に出る。少し不機嫌そうなヴィータちゃんだけど、私はルシル君に賛成する。

「このAMFだとヴィータも辛いだろう? ならここは影響の少ない私がやろう」

「ちょっと待てよ! お前だってペッカートゥムと戦わなくちゃいけねぇんだろ!? なのに、こんなことで無駄な魔力を消費していいのかよ!?」

ヴィータちゃんの言うことも正しい。私たちじゃ敵わない存在、“ペッカートゥム”。その内の1人がヴィヴィオの側に居る。でもAMFの影響による魔力消費のことを考えたら、やっぱりルシル君に頼るしかない。

「こんなこと、って・・・。ヴィータとなのはを守るのも大切な私の役目だ。それに、消費の少
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