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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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にどうして・・・?」
「さあな。なんでいるのか判らねぇが、そんなことは小せぇことだ、新人。理由はどうあれミッドの地上と空を守ろうとしている。それだけで十分さ」
隊長の言葉に「おおお」と声を上げるその場にいる彼の部下たち。そんな時、その場に別のガジェット群が襲撃してきた。しかし部隊は対応が遅れ、なす術がないままガジェット群から攻撃を加えられようとしたとき・・・
「随分と余裕があるじゃないですか、ヒルマン二尉?」
――
殲滅せよ
(
コード
)
、
汝の軍勢
(
カマエル
)
――
その声と共にガジェット群へと様々な属性の槍が降り注ぎ、全機を貫いて爆散させた。爆散していくガジェット群を横目に新人は見た。自分たちを守ってくれた魔導師を。細長いひし形の翼が10枚、その間に剣のような翼が12枚、計22枚の翼が蒼く輝いている。実際にこの目で見てみると、それはまるで天使のような姿だ、と新人は思った。
「おお、久しぶりだな、ルシリオン。それと今は一尉だ」
「それは失礼しました、ヒルマン一尉」
久しぶりの再会に隊長ヒルマンとルシリオンは笑みを浮かべる。
「隊長、お知り合いなんですか?」
親しそうにしている2人を見た新人は訊ねる。
「ああ。こいつは局を辞める直前まで俺と組んでいたんだ。相棒ってやつだな」
「相棒と言っても2ヵ月くらいでしたか」
――デスペアー・フライト ver.Ω――
新人の疑問に答えながら、ルシリオンは星填銃2挺から複数の追尾弾を射出。そして着弾した端からガジェットは凍結、破砕、撃破されていく。新人はその光景にただ「すごい」とだけしか言えなかった。
「どうだ、ルシリオン? この状況は?」
「最悪ですね。せっかくの空が狭い。窮屈で仕方がないですよ」
「なるほど、お前らしい。じゃあさっさと片付けねぇと・・・な!!」
ヒルマンとルシリオンが背を向けあい、次々とガジェットを撃破していく。それを黙って見ていた他の隊員たちも続いてガジェットへと攻撃を放っていく。新人もそれを見ながらストレージデバイスを構えて射撃魔法を放ち続ける。
「まったく。ガジェット相手に、なのは、はやて、ヴィータとは贅沢すぎるな」
ルシリオンの呟きが聞こえる。しかし、そこには自分の名前を入れなかった。それを聞いたヒルマンは「お前の場合の謙遜は嫌味でしかねぇよ」と言い放った。
『スターズ1からスターズ5へ! 第11、第12密集点への援護をお願いします!』
「スターズ5、了解した」
なのはからルシリオンへの援護要請。ルシリオンは短く答えて、この第118密集点のガジェット群の殲滅を確認した。
「行くのか」
「ええ」
「気をつけて行けよ、相棒」
そうして2人は拳を突
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