暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
開戦
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てくるガジェットをまた潰した。

「ったく、テメェらはゴキブリかっつうの」

あたしは、なのはとセインテストと別れて駆動炉を目指している。

「にしても、どれだけ歩かせりゃあいいんだよ」

ここに来るまでにどれだけガジェットを潰したのか思い出せねぇし。セインテストが別れる手前までガジェットを相手にしてくれたから正直助かった。もしセインテストがいなかったらもっと魔力を消費していたかもしれねぇ。

「カートリッジはあと・・・13発。十分。駆動炉相手じゃ楽勝だ・・・っ!?」

歩き出そうとしたところで、あたしの体に異変が起きた。それはあたしの胸から伸びる刃。油断とか余裕とかじゃなくて、全く気配がなかった。痛みとか言う前にそのことに対する驚きが頭ん中を占める。あたしは振り向いて、この刃の主を目にした。そこに居たのは、8年前になのはとセインテストを撃墜した機械兵器(アンノウン)に似たやつだった。

「ああ・・・ああ・・・ああああああああッ!」

さっきまであった驚きが全部吹き飛んで怒りに変わるのが判る。その怒りのまま、あたしはギガントフォルムの“アイゼン”をソイツに叩きつけた。ソイツの爆散の衝撃で吹き飛ばされて、通路の床を何度か転がる。痛覚は遮断したおかげでなんとか耐えられる。こういう場合は便利だよな、あたしらって。
それでも胸に穴が開いてることには変わりはねぇ。吐血しながらも“アイゼン”を杖代わりにして起き上がって、あたしは見た。今潰した奴とおんなじのが群れを成して、通路の向こうから押し寄せてくるのを。

「あの雪の日・・・なのはとセインテストを墜としたのは、テメェらの仲間か!?」

機械相手に答えが返ってくるわけねぇか・・・。

「上等だよ・・・テメェら残らずブッ潰してやらぁぁぁーーーーーッ!」

コイツら全部ぶっ壊して、とっとと終わらせてやる。

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