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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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のは、レヴィヤタンという小さな女の子。その子は“ペッカートゥム”の1人で、その速さは私やシャル以上とされる。
「トーレ、とか言ったっけ? あなた達をそんなのにしたのはアレ?」
立ち上がったトーレにシャルは振り向かずにそう訊いた。トーレは少し間を置いて、衝撃的なことを口にした。
「・・・いや、私たちが今戦っているのは・・・ドクターだ」
「そんな・・・!?」
私は信じられずにそう叫んでしまった。スカリエッティと戦闘機人が戦う? もうわけが解らない。他の戦闘機人2人も俯いて、沈黙という形で肯定を示している。
「さっさと白黒つけたいけど。その前にスカリエッティはどうしたわけ? いよいよ狂った?」
「・・・もう解っているはず・・・」
シャルの問いに静かに答えたレヴィヤタン。解っている? シャルにはこの状況の原因を知っているんだろうか?
「おや? ごきげんよう、フェイト・テスタロッサ執務官。それと3rd君」
「「「ドクター!!」」」
続けて穴から出てきたのは、私がずっと追い続けていた男ジェイル・スカリエッティ。ゆっくりとレヴィヤタンの隣に並んだスカリエッティは、トーレたち戦闘機人へと目を向けた。それにしても、3rd君ってシャルのこと・・・? シャルが三番目って、なに?
「まだ動いていたのかい? 今の一撃で止めを刺したと思ったんだが・・・?」
「何故ですかドクター!? 何故このようなことを!?」
トーレの叫びへの答えは、スカリエッティの攻撃だった。右手に装着しているグローブを操作して作り出された赤い糸をトーレに放った。
「だから、利用されて裏切られる間に手を切れ、って言ったのに・・・。ねぇ、スカリエッティ?」
トーレの前に飛び出たシャルがその赤い糸を切断する。シャルが手にしているのは“トロイメライ”じゃなくて“キルシュブリューテ”だ。鋭い眼光と“キルシュブリューテ”の切っ先をスカリエッティに向けている。
「スカリエッティの目の色は確か金。なのに今は真紅。あれだけルシルが忠告してあげていたのにバカね。スカリエッティ、あなた、体を乗っ取られたわけね、アスモデウスに・・・」
「「「「っ!?」」」」
「え? どういうこと? アスモデウスがなに?」
シャルの言葉に絶句する私たち。けど水色の髪の戦闘機人は解っていないみたいだ。
「・・・本当は髪も真紅にしたかったのだけど、瞳だけで我慢したわ」
男性の声とは違う女性特有の高い声が、スカリエッティの口から零れた。それを聞いた私たちは無意識に後ろへと退いた。
「何が目的なのか答えなさい、アスモデウス。スカリエッティの体を乗っ取った理由は? そしてお前たちペッカートゥムの狙いは?」
「すべてはルシフ
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