『第十七話』〜アルフとの戦闘〜
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でも! それは危険なものだから!」
「危険? よくわからないが、もしこれが危険なものなんだとして、それを女の君に渡すわけにはいかない」
「でも! ……でも……」
俺が男なのをいい事に正論?でいい伏せると、目元に涙を溜めて俯くフェイト……。
……なんだろう。罪悪感とともに何とも言えないゾクゾクした気持ちが……。
ハッ! いけない! 危うく開いてはいけない何かが開かれるところだった……。
しかしどうする? どの道このままだと力ずくでとか言ってきそうだな……。めんどくさいな戦闘は……。
ソウル持ってないし。いやソウルなしでも戦えるが。
どうする? どうする俺!?
…………
まぁーいっか。
逆に考えるんだ、あげちゃってもいいさと。
別に一個ぐらい渡してもいいだろう。それにどうせなのはと決闘して賭けたりするんだろうから。
そう決め、俯いてしまっているフェイトの頭を撫でる。
とてもきょとんとした顔をしている。かわいいな………
「さっきは悪いな。でもね危険とかはよくわからないが、もしかしたらこれを本当に落とした人がいて必死に探しているかもしれない……」
「……」
「だからおまえが預かってくれないか?」
「え?」
まぁー、さっきと真逆の事言い出したら驚くよな普通……。
「おまえはこれを理由があって探していたんだろ? だったらその過程で本来の持ち主にに会うかもしれない。だからおまえに持っていてもらいたい」
「いいんですか?」
「ああ。だがもうこんな時間にかわいい女の子1人で外を出歩くのはやめとけ。危険だ」
「え! いや、その、か、かわいいなんて……」
かわいいに反応してかとてもあたふたするフェイト。だからそれがかわいいんだって。
そんなフェイトにジュエルシードを渡そうとした瞬間
「うぉりゃあーーーー!!」
後ろから誰かが大声をあげて殴りかかって来た。
突然の攻撃に俺はしゃがみ、攻撃してきた奴が通り過ぎてすぐに後方に跳び距離をとる。
攻撃の主は橙色の長髪の女性だった。
少々きわどい格好をしている。
「アルフ!?」
「フェイト大丈夫かい!?」
「え?大丈夫だけど……」
「安心しな!こんなヤツぶっ飛ばしてやるからさ!!」
「ま、待ってよアルフ!今この子からジュエルシードをもr」
「ジュエルシード!?コイツがジュエルシードを持ってるのか!さっさとよこしな!!」
話し聞いてやれよ。
そう思わずにはいられなかった。
フェイトはちゃんと話を聞いてもらえず目元に涙が滲んでいる。
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