暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
聖地より蘇る翼
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続く廊下を歩く中、ヴィータが私を気遣ってくれた。
「珍しい。私のことを心配してくれるのか。・・・優しいな、ヴィータ」
「バッ――違ぇよ! お前が墜とされたらいろいろと面倒だろうが!!」
顔を真っ赤にするほど怒らなくてもいいだろうに。というか顔が赤いのは怒っている所為ではなく照れているためか・・・?
「はぁ、聞けよセインテスト。ペッカートゥムってヤバい連中なんだろ? あたしはソイツらと戦ったことねぇからハッキリと判かんねぇけどさ。でもあたしのカンが告げてんだ。あの白髪の女は絶対やばいってな・・・・」
「歴戦の騎士としてのカンか」
「・・・病み上がりのお前がいきなり実戦。しかも相手はあたしでも感じ取れるくらいのとんでもねぇ化け物だ。だからあたしは・・・ああもう! 心配してやってんだ、ありがたく思えよ!」
そう言ってヴィータは、その小さな歩幅を大股で歩くことで大きくした。心配してくれるというのなら、ありがたくその思いを受け取ろう。私も少し歩く速度を上げてヴィータに追いつく。
「ありがとう」
そう言ってヴィータの頭を撫でる。撫でられた直後はきょとんとしていたヴィータ。撫でられたことに気付いたヴィータは私の手を払いのけるかと思っていたが・・・
「今日だけだかんな」
私の手を受け入れた。随分と素直になったものだ。そして降下ポイントへと着き、最後の1人のなのはが来たことで、私たちも出撃となる。首都防衛となるシグナムとリイン、フォワードもヘリの乗って飛び立ったと報告が入る。
「・・・さぁ隊長陣も出撃やっ! きっちり終わらせに行くよっ」
はやての号令が下り、開放された降下ハッチへと身を投げ出す。防護服なし、生身でのスカイダイビングだ。
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