暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
涙 〜Lacrimae〜
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行くと逆に扱いづらくない?」
ルシル
「誰に対して扱いづらくない?って聞いているのか解らないが。膨大な魔力を余らせて無駄にするわけにもいかなかったからな。だから覚えられる、創造できる術式にはすべて手を出した」
シャル
「あーだから今から紹介する最高位結界術式・創世結界なんてものをいくつも創りだしたわけね」
ルシル
「そういうことだ。創世結界とは、大戦当時はもちろん大戦が始まる前からの魔術師たちが目指していた目標の1つだ。イメージした世界をそのまま現実世界に展開する結界術式で、創造・発動できた者は例外なく大魔術師と謳われる」
シャル
「ルシルはそんな創世結界を4つも持ってるわけ。どんだけ欲張りかっつうの」
ルシル
「元は1つだったんだ。だがその1つに効果が収まりきらなかったことで、仕方なしに3つに分けた」
シャル
「それが、複製した武装やら道具らを貯蔵する“神々の宝庫ブレイザブリク”。
複製した術式や能力、知識や技術などを書籍化して貯蔵している“英知の書庫アルヴィト”。
複製した際の持ち主を、複製したモノから読み取って具現化させて使い魔・異界英雄エインヘリヤルにする“英雄の居館ヴァルハラ”。
上の3つを1つにしようとしていて、結局は断念した結果、未完成のまま放置されている“聖天の極壁ヒミンビョルグ”。というわけね」
ルシル
「そういうわけだ。ヒミンビョルグに詰め込む事が出来ずに生まれたブレイザブリクとアルヴィトとヴァルハラ。どれも強力だぞ。神と真っ向からぶつかっても問題ないくらいにな」
シャル
「まったく。ルシルの反則さには本っっっ当に呆れるよ」
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