第二十二話
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う7年近い付き合いになる大剣を担ぐ。
最初の頃は振り回されてばかりだったが今では手足の様に使える様になった。
昔から持っている杖と一緒でこいつも相棒と言える。
「なら狩り殺して来い。餞別だ」
そう言ってレイトが二つのケースを投げてきた。
受け取って中身を見ると大きい方のケースにはいつも使っているオレの大剣のカートリッジが詰まっていた。オレの大剣は握り手の部分にトリガーが用意されていてそれを引く事でカートリッジが炸裂し斬撃のスピードを上げたり、移動の補助にも使える。レイトの世界ではこれが主流らしい。いつもは最低限のカートリッジしかくれなかったがこれだけくれるという事は後は自分でどうにかしろという事なんだろう。一応作り方も教わっているので作れるのだが、これが結構大変なんだ。一日20発作るのがやっとだ。今回ケースの中には(ケースも特別製らしく明らかに大きさと中に入っている量がおかしい。ケルベラス渓谷でも無効化されない)3000発もの大量のカートリッジが詰まっていた。もう一つのケースには、やっぱりカートリッジが詰まっていた。けどこれって
「見た事無いんだけど」
「そりゃそうだ、なんせ新型のカートリッジだからな」
「どんなのなんだ」
「剣に属性を込めれる。ここにいる魔獣どもは揃って火に弱い。魔力を感じれば分かるだろうが対応するカートリッジを使えば普通なら10分ぐらい、ケルベラス渓谷でも2、3分位は属性を纏わせる事が出来る。有効に使えよ。後、これ作り方」
そう言ってメモも渡されて眼を通す......一日2発が限界かな。
まあ、良い物を貰った。
「サンキュー、何から何まですまなかったな」
「そう思うなら必ず助けろよ。オレの計画が崩れるからな」
「なんかするのか」
「やる気は無かったがボランティアの清掃活動」
「......そうか」
うわぁ〜、こりゃあ元老院のジジイども死んだな。
「それはともかく行って来い、バカ弟子」
「おうよ、行ってくるぜ師匠」
早速、火のカートリッジを半分の地点に装填し後は通常のカートリッジを装填する。
そして、アリカを救う為にオレは駆け出した。
余裕かなと思っていた時期がオレにもありました。
やばいこいつら強すぎるだろ。
ぶっちゃけ魔法が使えたとしても普通の奴らだったら即お陀仏だな。
赤き翼なら余裕で倒せるだろうけどここじゃあ無理だな。
とりあえずレイトが予測してくれたアリカが落下してくる地点には到着したが、処刑時刻まで30分ある。その間この場にいる魔
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