第15話
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Side 黒斗
俺達は現在、グラウンドへ向かっている。
木場の話だと、残っている騎士・戦車・僧侶が残っているらしい。
兵士は、すでに残りを木場が仕留めたようだ。
部長と朱乃先輩、アーシアはライザーとの戦いに行ったようだ。
「いいか、これから正面から突破にかかる。木場は相手の騎士を頼む。イッセー、お前は腕試し代わりに戦車とやってこい」
「うん、わかったよ」
「おう!修行の成果、見せてやるぜ!」
〜グラウンド〜
「なるほど、作戦として分断か」
「我々も、あの不意打ちにはしてやられたが、ここで敗れてはライザー様に合わせる顔がないのでね、君たちは倒させてもらうよ」
「だったら俺が相手だぁ!」
「じゃあ、騎士の君は僕と手合わせ願えるかな」
「上等だ、ではやるとしよう」
ヒュッ
ガキン!
木場とライザーの騎士の打ち合いが始まった。
あいつならどうにか倒しきれるだろう。
イッセーは・・・まあ、いつも通りのスケベ根性があれば大丈夫だ。
んじゃ、俺と小猫は・・・
「あ、私は戦いませんわよ?」
「戦わない・・・?ああ、ライザーの妹か」
「ええ、お兄様は『ほら、妹萌えとか近親相姦とかそういうのに憧れるやついるじゃん?だから形として』というわけですわ」
「・・・予想以上にクズだったな」
「・・・イッセー先輩と同格」
「小猫ちゃぁぁぁん!聞こえるからなぁぁぁあ!」
「余所見してる暇はないぞ!」
「うおっ!」
・・・アホが、余所見してやられそうになってどうする。
まあいい、今はこいつから少し情報を引き出すか。
「ところで、なぜ貴方は」
「黒斗でいいよ」
「では、黒斗様はなぜリアス様に手を貸されるんですか?どのみち勝ち目もないというのに」
「勝ち目がない?それは大間違いだ。この先そんなことばっかいってりゃ勝てるものも勝てない、それに」
「それに?」
「一誠にはでかい可能性がある。一発逆転できるような切り札(ジョーカー)がな」
「そうですか」
「・・・」
「あ、ごめんな小猫、なんか置き去りにしたみたいで」
どうやら、うっかりライザーの妹と話し込むうちに小猫が不機嫌になってしまったようだ。
あとで機嫌なおさないとな・・・
「木場ァ!お前の神器を開放しろ!」
「分かったよ、魔剣創造(ソード・バース)!」
ズシャァン!
イッセーの神器「赤龍帝の籠手の譲渡で木場の魔剣創造の範囲を強化したのか」・・・やっぱ可能性の塊だな。
『黒斗、みんないるわね?』
「ええ、今ちょうど僧侶以外が倒れたところです」
「ライザー様の騎士1名・戦車1名リタイヤ」
『そうみたいね、これからこっちへ合流してちょうだい』
「ええ、それ
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