暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ヴィヴィオとママと・・・・
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全てが白に染まる広さも何も分からない空間。ただその空間にあるのは、淡く碧く輝いている直系5m近い光球。それを囲むようにして存在しているのは11の玉座。玉座1つ1つで色が違い、背もたれの上にそびえ立っている十字架の形も様々だ。その玉座に座っている11の人影も、それぞれ色違いの外套を羽織っていて、玉座や外套と同じ色の仮面をつけている。
ここは“神意の玉座”――また名を“遥かに貴き至高の座”と呼ばれる最高位次元。あらゆる世界の意思“界律”が交差する、全てが在って、全てを識る究極の根源。
「それで?
絶対殲滅対象
(
アポリュオン
)
が活発になってきたっつう話だろ?」
そう大して興味もないといった風な声に出しているのは、第二の力と呼ばれる金色の玉座に腰掛け、肘掛に肘を置いて頬杖をついている男・“死と絶望に微笑む者”の二つ名を持つティネウルヌス。
「ここ最近、一切活動を見せていなかったアレらがよく界律に引っかかる」
淡々と話すのは、第一の力と呼ばれる白銀の玉座に腰掛けている者、“心優しき始まりたる者”の二つ名を持つアーク。仮面をつけているために性別は不明だが、声からして男であると思われる。
「現状において活動しているのを確認できるのは、ナンバーU自由リーベルターテム、ナンバー[覚醒ススキターティオー、ナンバー\支配インペリオールム。それに、ナンバー]T永遠アエテルニタス。そして、番外位であるナンバーEX大罪ペッカートゥムの6体となっています」
左手を挙げ報告するように告げたのは、第六の力と呼ばれる翡翠の玉座に腰掛ける少女、“舞い散る雪に踊る者”の二つ名を持つ
雪姫
(
ユキ
)
。仮面とフードを外しているため、その白い肌、綺麗な黒瞳と黒髪がよく見える。
「14体、番外位を入れれば15体中5体が活動中というわけか・・・。それで現在、その5体には誰が当たっているんですか?」
第九の力と呼ばれる蒼穹の玉座に腰掛けている男・“果て無き幻想を追う者”の二つ名を持つ優斗が、それぞれの“界律の守護神テスタメント”に問うた。各々が他の守護神たちと視線を交わして合って少し、この6体に対処している“テスタメント”から声が上がる。
「永遠アエテルニタスは私が担当している」
そう応じるのは1stT・テスタメント・アーク。
「はいはーいっ! 自由リーベルターテムと支配インペリオールムは僕だよーっ!」
勢いよく玉座の上に立ち上がって大声で答えたのは、第七の力と呼ばれる真紅の玉座に腰掛けていた少女・“上位なる神の抹殺者”の二つ名を持つルフィスエル。
「覚醒ススキターティオーは俺だ」
第十の力と呼ばれる銀灰の玉座に腰掛ける男・“欲望のままに詠う者”の二つ名を持つフヴェルトヴァリス。退屈しているのか腕を組みながら、コキコキと首を
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