暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ヴィヴィオとママと・・・・
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2人から語られたのは昨夜の自室でのことだった。保護責任者のことで、フェイトが自分もヴィヴィオの母親になったと言うようなことを言ったのが事の発端だった。なのはとヴィヴィオの後見人がフェイトになったという話だ。それで、2人がヴィヴィオのママになったんだよ、とここまでは本当によかった。
だが、ヴィヴィオが、パパは?と訊いたらしい。もちろん2人に答えられるわけがない。返答に窮した2人が咄嗟に口にしたのが、何を思ったのか・・・
――ルシルさんがパパ、はどうかな?――
――ルシルさんがパパだったら嬉しい?――
私を引き合いに出して来たのだ。ヴィヴィオはそれを聞いて、うれしい、と答えたそうだが・・・。
「おーい。君たちはもう少し考えろー」
「「ごめんなさい」」
フェイトとなのはがすまなさそうに頭を下げる。もう少し考えてほしいものだ。確かに現状でヴィヴィオに懐かれている男陣は私とエリオ(父というよりは兄だな)、そしてザフィーラ(論外)の3人?くらいだ。ここにユーノが居てくれれば、また変わっていたかもしれないが・・・。本当に惜しいぞ、ユーノ。この場に居れば、なのはと結ばれるかもしれないフラグが立っていただろうに。タイミングが果てしなく悪い。
「あの・・・それじゃあ、ダメ、ってことかな?」
「急にごめんね、ルシル。気を悪くしないでもらえると――」
「いいよ。ヴィヴィオが引き取られるまでの間の父親役、私が引き受けよう」
正直フェイトとなのはの2人の母親がいればよさそうだが、まぁ仕方ない。ヴィヴィオのキラキラした視線がさっきから・・・。私の心に突き刺さって・・・。
「いいの? 本当にいいの?」
「今更それはないだろ、なのは。ヴィヴィオが私を一度でも父親として見た時点で、私に断るという選択肢がなくなった。なら最後まで付き合おうじゃないか」
「ありがとう、ルシル! ヴィヴィオ、ほら、ルシルパパだよ♪」
「うん。ルシルパパ」
ものすごい可愛いらしい笑顔なヴィヴィオ。まぁこれはこれで悪くはないかもしれない。というかフェイト。なんでそんなに嬉しそうなんだ。私が困っているのが面白――なわけないか。
「ほぁ〜、ルシル君がパパかぁ。それでなのはちゃんとフェイトちゃんがママって、なんやすごい家族構成やね」
はやてがようやく参加してきた。空気が緩んだところで参加とは、調子のいいことで。だがそれを言ったら、もっとすごいことになるぞ。
「あはは、なら私の義姉であるシャルは、おば――」
そこから昼過ぎまでの記憶がどこにもありません。何故ですか、シャマル先生・・・・?
「それはセインテスト君が悪いわねぇ〜♪ メっ?よ」
だそうだ。
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