暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ヴィヴィオとママと・・・・
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、はやてがすでに朝食を始めていた。だがはやての家族であるシグナム達の姿はない。この頃、あまり食事の時間が合わないな。

「おはよう、ルシル君、シャルちゃん。そやねー。なんや久しぶりやね」

「ヴィータ達はもう終えたのか?」

「うん。あの子らも忙しいしなぁ。ゆっくりと一緒にご飯食べたいもんやね」

はやての居るテーブルは、絶賛空席叩き売りとも言える空き具合。シャルと一緒に空いている席に座って、はやてと一緒に朝食を摂り始める。そこにフェイトとなのは、それにトコトコ歩くヴィヴィオの3人がやって来た。

「おーい。なのは、フェイト、ヴィヴィオ、こっちこっち♪」

シャルが手を振りながら3人を呼んだ。はやても倣って「一緒に食べよ♪」手を振った。3人はシャルとはやてが手を振っているのに気付いて、このテーブルへと真っ直ぐに向かってくる。フェイト達も椅子に座り、「おはよう」とそれぞれ挨拶を交わした。だが、最後の1人の挨拶には一同が驚愕した。

「おはよー、ルシルパパ♪」

「「ぶっ? ヴィ、ヴィヴィオっ!?」」

「ぶぅーーーーっ!!」

「な、なんやてーー!!?」

ヴィヴィオからこのテーブルに核弾頭が落とされた。私たちの座るテーブルに発生した大爆発の実質的な被害者は私とシャルの2人。シャルは人が少ないとはいえ人の目のある食堂で、盛大にお茶を噴いた。私はシャルと向かい合うように座っていたために、シャルが噴いたお茶を顔面に受けた。

(・・・なんだこれ・・・)

私はティーカップに口を付けたままの状態で完全にフリーズ。シャルの噴いたお茶が雫となってテーブルに滴り落ちていく。それにしても我ながらよくコーヒーを吹かなかったと思う。褒めてやりたいよ、本当に。核弾頭を落とした張本人であるヴィヴィオは「ん?」不思議そうな顔をしているな。はやては立ち上がって力いっぱい叫んだし、フェイトとなのははヴィヴィオの爆弾発言に未だにオロオロしている。

「・・・なぁ、フェイト、なのは」

「「は、はいっ」」

ハンカチで顔のお茶を拭いて、ヴィヴィオに何かを吹き込んだであろう2人の聴取を開始する。シャルは咽ながらも朝食を再開。私の顔面にお茶を噴出した謝罪は無しか・・・・おい。一言くらいは謝罪があっても良いだろうに。はやてもチラチラと視線を私たちに向けながら、ご飯を口に運んでいる。傍観に徹する、か。ヴィヴィオはピラフを美味しそうに頬張っている。ヴィヴィオ、頬にご飯粒が付いているぞ。

「さて、何故ヴィヴィオが私を、パパ、と呼んだかを教えてほしいな」

ヴィヴィオの頬に付いたご飯粒を取りながら2人を問い質す。

「え、え〜と・・・それには事情がありまして・・・・」

「う、うん。昨日の夜のことなんだけど・・・・」


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