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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ヴィヴィオとママと・・・・
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鳴らしている。

大罪(ペッカートゥム)は私と・・・・」

「私が担当しているわ」

そう答えた二柱の“テスタメント”に視線が集中する。その視線に籠められた意味は“何故?”の1つだけだ。第四の力と呼ばれる漆黒の玉座に腰掛ける“天秤の狭間で揺れし者”ルシリオンと、第三の力と呼ばれる純白の玉座に腰掛ける“剣戟の極致に至りし者”シャルロッテは、その視線を軽く受け流して、苦笑を浮かべた。

「はぁ!? 何で番外位如きにお前らが二柱がかりで対処してんだよ? ありねぇだろうが、普通よぉ」

「うるさいわね、2nd・テスタメント・ティネウルヌス。それに番外位だけとは限らないのよ。私の分身体から送られてきた情報によると、まだ出てくるみたいなのよ、別のアポリュオンが。しかも高位ね」

「そういうことだ。私とシャルロッテの召喚された理由が、そこにあるのはまず間違いないだろう」

シャルロッテは外している仮面をいじりながら静かに告げた。ルシリオンもそれに続いて腕と足を組んだ状態で言葉を紡ぐ。

「二柱がかりの契約、ですか。一体、誰でしょうか?」

シャルロッテの隣の、第五の力と呼ばれる桃花の玉座に腰掛ける少女、“愚者と賢者は紙一重”の二つ名を持つマリアが、人差し指をあごに当てながら口にした。

「そうですね、ルシリオン君とシャルロッテ君が召喚されるとなると大事かもしれないね・・・」

第八の力と呼ばれる燈黄の玉座に腰掛ける“高貴なる閃光の者”の二つ名を持つ少年、プリンス・オブ・レディエンスが考えるような仕草でマリアに応えた。
 
「確認が取れていない残りのアポリュオンの実力は、皆さんも知っての通りレベルが高いです。特にナンバーV宇宙ウーニウェルスム、ナンバーY運命フォルトゥーナ、ナンバーZ天使アンジェラス、ナンバー]Y終極テルミナス。この4体が関係してくると、複数同時召喚される場合もありますし・・・・」

6th・テスタメント・雪姫の言葉に、“テスタメント”全員が沈黙する。確かにこの4体が相手になると、複数の“テスタメント”が一度に召喚される。特にナンバーZの天使アンジェラス。これの相手のときは間違いなく最低でも五柱が召喚される。だが、それでも勝てたことが一度もない。それほどに強力無比の存在だ。残りの3体もまた、そこまでとはいかずとも強大な力を持っている。

「どちらにしてもアポリュオンがまた姿を現しているのは間違いない。アレらに如何な目的があろうと滅ぼさなければならない。それが我らテスタメントの存在意義。如何な犠牲を払おうとも確実に滅ぼせ」

今まで沈黙を保っていた第零の力と呼ばれる透明な玉座に腰掛けていた者、“創世より嘆きし者”の二つ名を持つアイオーンが、玉座内に響き渡る声で告げた。

†††Sideルシリオ
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