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魔法超特急リリカルヒカリアン
無印編
第二話
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「コラ!ウッカリー!!俺様達の分もちゃんと考えろ!!!」

「ああ!待ってよ親分!!」

ブラックエクスプレスとドジラスもそれに続く。そして、あっと言う間に料理はなくなった。

「げふっ。もう食えん。」

「いや〜満足、満足。」

「こんなお腹一杯食べたの何日ぶりですかね!」

すっかり満腹になったブラックエクスプレス、ウッカリー、ドジラスの三人。すると、そこへ一人の女性がやって来た。

「うわっ!もう無くなってるよ。どんだけ腹減ってたんだい?」

「あれ?お姉さん誰?」

ウッカリーが彼女に聞いた。

「アタシはアルフ。あんた達を助けたフェイトのパートナーだよ。」

「ほお。フェイトちゃんと言う名前だったのか。」

「あれ?そう言えば親分。オイラ達まだ自己紹介してませんよね。」

と言う訳で、お互いに自己紹介をする事になった。

「俺様はブラックエクスプレス。ブラッチャーの親分だ。」

「オイラはドジラス。親分の子分だよ。」

「僕はウッカリー。ドジラスと同じで親分の子分なんだ。」

まず、ブラッチャー三人組から自己紹介をした。

「私はフェイト。フェイト・テスタロッサ。」

「さっきも言ったけど、アタシはアルフだよ。」

続いて少女...フェイト達も自己紹介をする。そして、ブラックエクスプレス達に聞いた。

「それで早速聞きたいんだけど、あなた達は何?」

「何って、俺様たちはブラッチャーだ。 ほら、知らないか?」

「ごめん、知らない。」

「「「あらら!?」」」

申し訳なさそうに言うフェイトに、ブラッチャー三人組はずっこけた。

「いや、自分で言うのも何だが、俺様達は相当悪さをしてきたぞ。」

「ご、ごめんなさい。私たちの居た所にはブラックエクスプレス達みたいな種族は居なかったから。」

「そうなのか?よおし!それなら俺様達の事を教えてやろう!!」

そして、ブラックエクスプレスは自分達とついでにヒカリアン達について説明した。

「と言う訳で。俺様達は今では真面目に働いている。」

胸を張りながらそう言うブラックエクスプレス。すると、アルフが聞いた。

「働いているんならさ、何でそんな腹ペコだったんだい?」

「うっ・・・それは・・・」

「いやあ、それが何故かどんな仕事をやっても上手くいかなくってさ。」

「ご飯を買うお金が無かったんだよね〜。」

「コラ!お前ら!!」

あっさりとバラすドジラスとウッカリーにブラックエクスプレスは顔を赤くしながら怒鳴る。その時、ドジラスが聞いた。

「って言うか親分。そろそろ何があったのか教えてもらいたいんだけど。」

「ん?ああ、そうだったな。」


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