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Epos10犯罪者たちの秘密な宴〜The Desperado Party〜
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たし、自立型の戦闘デバイスの開発者っていう会社員も居た。

『各ブロックの第一翔者よ、スタートの準備は万端か?・・・よーしよし。各ブロック、各翔者も準備は万端! 法を恐れず、罪を恐れず、ただひたすら己が欲望に従ってきた無法者たち(デスペラード)よ! 叶えたい願いの為、いざ、最強・最速を目指せ!』

あたしら第二翔者の待機場所の頭上に大きなモニターが展開されて、スタート地点と、スタートを知らせるカウントシグナルも表示された。10からカウントが始まって、0になったと同時にザフィーラたち第一翔者が一斉にスタートした・・・んだけど。

『おおっと! Bブロックは早速戦闘開始だ! パラディース・ヴェヒターのガーダーに、ホーカーのテンペストが襲い掛かったぁぁ!』

ザフィーラみたく筋肉質な男テンペストがザフィーラに殴りかかった。ザフィーラはそれを左の裏拳でいなしてカウンターの右ストレートをテンペストの顔面に叩き込んだ。その間に他3人の翔者が少しでも先に進もうって感じですっ飛んで行った。ザフィーラもまた無敗の拳闘士って名高い騎士だ。下手に手を出して返り討ちに遭うのが恐いと見た。

『なあ、ランサー。・・・ラン――・・・っと、思念通話はジャミングで使えないんだっけか』

モニターから得られる情報を思念通話で翔者に伝えてズルが出来ないようにするためって話だ。こんなところで律儀なんだもんなぁ。

(ま、ザフィーラが1位通過しなくてもルシルが追い上げるから心配しなくてもいいか)

アイツに狙われたら最後。もうどこにも逃げられねぇ。だからザフィーラ。そんな奴、徹底的にブッ倒しちまえ。モニターに映るザフィーラはテンペストの攻撃を余裕で全ていなして、次々とカウンターを食らわせていく。空戦特化って話だったけど、なんてことはない。ザフィーラの方がずっと強ぇ。

「くそっ、もうソイツに構うなテンペスト! 早くここに来いっ!」

ホーカーの第二翔者、タイフーンが怒鳴り散らす。あたしはその様子を鼻で笑ってやる。ザフィーラの勝ちを確信して、先行してる他3人が映ってる別モニターを観る。トップ3は峡谷内に張り巡らされている岩の尖塔に苦労しながらここに向かって飛んでいる。そんなトップを飛んでた3人に変化が訪れた。先行してた1人が岩陰に隠れて、ソイツは自分に気付かずに通り過ぎた2人に向かって砲撃をぶっ放した。

『おおっと! チーム・死を呼ぶ銃士隊(ガン・コールズ・デス)のウッズマンが奇襲!』

ウッズマンって奴は拳銃型のデバイス2挺から魔力弾を撃ち続けて、攻撃を加えた2人にトドメと言わんばかりに攻撃を加え続けた。そんであらかた撃ち終えた後、飛行を再開した。けど黒煙の中から墜とされたと思った2人が無傷で飛び出してきて、ウッズマンと戦闘を開始。ウッズマンの
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