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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos10犯罪者たちの秘密な宴〜The Desperado Party〜
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しい。まぁ、それもしょうがねぇ話だけどさ。なんたってあたしらより先に次元世界に名を轟かせた無敗の騎士だからな。
「相手にとって不足はない。パラディース・ヴェヒターは、俺たちホーカーがぶっ潰す。首を洗って待っていろ!」
ホーカーって名乗った男4人女1人のチームがあたしらに戦意を叩きつけてきやがった。けどルシルとシグナム、ザフィーラはスルー。シャマルはルシルの隣に居ることで気が大きくなってるのか堂々と「どうぞお手柔らかに」と小さくお辞儀して通り過ぎてった。けどあたしだけは足を止めた。
「いいぜ。テメェらもそれはもう名のある魔導犯罪者なんだろ? かかって来いよ。あたしの相手になる奴はもれなくぺちゃんこに・・・潰してやるよ」
「「「「「っ!!」」」」」
本気の殺気を叩きつけてやる。こちとら数百年の年季があんだ。テメェらとは経験値が違うんだよ。あたしの殺気を直に受けたソイツらはちょっと後ろによろけた。そんで「何もんだよ、あんたら・・・」真っ先に挑戦状を叩き付けてきやがったリーダー格の奴が訊いてきた。
「知ってんだろ? パラディース・ヴェヒター。テメェら魔導犯罪者を狩って、狩って、狩りまくるハンターだよ」
「バスター。置いて行くぞ」
「おう、すぐ行く!・・・テメェらに正々堂々は求めてねぇ。その代わりこっちも卑怯って言われようが構わねぇ手段で撃墜すっから覚悟しとけよ」
ルシルに応えて駆ける。背後からはあたしの殺気に巻き込まれた連中がザワザワ騒ぎ始めていた。
そんなこんなで選考会も終わって、あたしらに用意された部屋でルシルとシャマルが自前の食材(ルシルの創世結界から調達)で作った昼ご飯を食べた後、午後から早速第1レース開始となった。
全ブロックが別々のコースで一斉にレースをする。レース方式は基本的にリレーで、翔者の順はローテーション制。ちなみに第1レースでのあたしらの順番は、ザフィーラ、あたし、ルシル、シグナム、シャマルって順だ。
――シャマルは戦闘能力が低い。開始早々に乱戦に巻き込まれたら結構危ない。だから俺たちがシャマルより先に出て、他の連中に追いつかれない程のリードを広げた上でシャマルにバトンを回す――
――アンカーに回る前に敵を全滅させてもいいんだろ?――
――非殺傷設定での攻撃は全て許される。勝利条件はゴールのみ。他の翔者を無視してもよし、全滅させてのんびりゴールするもよし。殺しさえしなければなんでも許されるから、やりたいようにやればいいさ――
――殺しはしねぇ。はやての未来を血で汚したくないからさ――
それぞれの待機場所、峡谷の崖の縁に別れる前にした会話を思い出す。そうさ、あたしらははやての未来の為に戦ってるんだ。そこに穢れは必要ねぇ。
『さぁ、やって参りました、3年の
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