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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第240話】
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事でもあるんだ。 ……大丈夫?」


 頭を押さえていると、先に手を洗い終えたセシリアと鈴音がリビングにやって来た。


「……いや、ちょっとした怒濤の展開で頭がついていかなくて……なぁ?」

「うん。 ……シャル達は?」


 美冬がそう言うと、遅れてシャル、ラウラ、未来とリビングへ――。


「ごめんね、待たせちゃって。 ……んんっ! 美味しそうな香り♪」

「ふむ……オムライスか。 ……楽しみだな」

「お母さんが作ったの? ……ふふっ、上手に作れてるね♪」


 皆オムライスを見てそれぞれが感想を言った。

 ……未来は、昔母さんが作ったオムライスを知ってるため、少し驚いていた。


「……さて、せっかく作ってくれたんだし……食べますか?」

「うん。 ……でもお母さんは――」

「ここよぉ? ……今お父さんにオムライスを渡して来たの♪ お父さん、今渡米する為に荷物纏めてるけど気にせず食べましょうねぇ〜」


 パタパタと早足でやって来た母さんは、自分の名前の書かれたオムライスの前に座った。


「あの……お父様はまたアメリカに戻るのですか?」

「えぇ。 アメリカ政府からの依頼でね? お母さんは日本に居るから安心してねぇ〜」


 セシリアの問いに、ふわふわとした言葉で答える母さんは――。


「さて、いただきましょうか?」

「……だな。 流石にこれ以上待たされたら腹と背中がくっつくよ」


 俺がそう言ってお腹を擦ると、リビングに皆の笑い声が響いた。


「あらあら♪ じゃあ――いただきます♪」

「「「いただきます♪」」」


 そんな皆が手を合わせると、母さんが作ったオムライスを美味しそうに食べていく。

 ……母さんの手料理、何だか久しぶりな気がする。

 少し感慨深くなったが、ゆっくり味わうように食べていった――。
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