第二十四話 新たなる局面
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ーサーカーの雰囲気も変わる。
先程までも殺意を剥き出しにして戦っていたが、ここで再び周りを包んでいたバーサーカーの怨嗟が膨れ上がった。
「……アーチャー、一旦下がってください。回復を―――――」
「―――――すまないがその言葉に甘えるとしよう」
セイバーはアーチャーを下がらせる。
より一層膨れ上がるバーサーカーの殺気をセイバーは肌で感じていた。
「…セイバー」
「奴は以前よりも、格段に力を上げているようです。キリト達はなるべく離れて」
セイバーの言葉に、キリトはバーサーカーへと視線を戻した。
姿形は以前から変わっていない。
だが、なんとなくだが雰囲気が以前よりも禍々しくなっている。
そうキリトは感じ取った。
「〜〜〜〜〜!!」
不気味な気迫を全面に押し出しながら、バーサーカーが地面を蹴った。
そのスピードは、以前セイバーが対峙していた時とは比べ物にならない。
「ハァァァァァァァァァァァ!!」
同時にセイバーも地面を蹴る。
不可視の剣を握り締め、その身を一陣の風としながらバーサーカーを迎撃する。
甲高い、鉄と鉄の当たる音で今回の聖杯戦争……一番の局面が、此処に始まった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ