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Fate/ONLINE
第二十四話 新たなる局面
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ーサーカーの雰囲気も変わる。
先程までも殺意を剥き出しにして戦っていたが、ここで再び周りを包んでいたバーサーカーの怨嗟が膨れ上がった。

「……アーチャー、一旦下がってください。回復を―――――」
「―――――すまないがその言葉に甘えるとしよう」

セイバーはアーチャーを下がらせる。
より一層膨れ上がるバーサーカーの殺気をセイバーは肌で感じていた。

「…セイバー」
「奴は以前よりも、格段に力を上げているようです。キリト達はなるべく離れて」

セイバーの言葉に、キリトはバーサーカーへと視線を戻した。
姿形は以前から変わっていない。

だが、なんとなくだが雰囲気が以前よりも禍々しくなっている。
そうキリトは感じ取った。

「〜〜〜〜〜!!」

不気味な気迫を全面に押し出しながら、バーサーカーが地面を蹴った。
そのスピードは、以前セイバーが対峙していた時とは比べ物にならない。

「ハァァァァァァァァァァァ!!」

同時にセイバーも地面を蹴る。
不可視の剣を握り締め、その身を一陣の風としながらバーサーカーを迎撃する。

甲高い、鉄と鉄の当たる音で今回の聖杯戦争……一番の局面が、此処に始まった。

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