暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
預言者の著書 〜Prophetin Schriften〜
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」
「えっと、じゃあ元気だった? お兄ちゃん」
「クロノ君、ちょっと振りだね♪」
「っていうかクロノ、制服姿が変だね。笑っちゃう」
と言うことでクロノに対してはフランクな挨拶。なのはは普通の挨拶だけど、私とフェイトからは口撃が放たれた。特にフェイトからの一撃が堪えたようで、クロノは若干頬を赤らめてる。昔からそういうのには弱いよね、クロノって。
「互いに良い歳なんだから、お兄ちゃんはもう止せ。それとシャル、ドサクサに何だそれは?」
「ええー? 兄弟関係に年齢なんて関係ないよ」
「リアクション感謝。それにフェイトの言うとおりじゃない。兄弟関係に年齢は無関係。クロノだって本当はお兄ちゃんって呼ばれて嬉しいくせに」
さらに追撃。クロノはさらに頬を赤らめた。全員が判るくらいに、ハッキリとだ。
「そ、そういうシャルこそルシルに、お姉ちゃん、と呼ばれたらどうするんだ?」
ふ〜ん、そういう切返しをしますか・・・。私は軽く想像してみる。クロノの言葉を聞いたなのは達もおそらく想像したんだと思う。だって微妙な表情してるし・・・。そして、結論。
「キショい」
「「「キショい!?」」」
「それは酷いな。もう少し言葉を選んだらどうだ」
盛大なリアクションをありがとう、なのは、フェイト、はやて。そしてクロノは黙れ。だってルシルが私をお姉ちゃん呼ばわり? 数年前までは少し期待してたけど、今となっては背筋が凍るよ、本当に。それに実際の年齢で言えば、私は享年21歳で、ルシルは今なお生きているから・・・・、もう6千歳以上になる計算だ。それで兄弟関係となったら一種のホラーだよ。ていうか今は実際そういう関係だけどさ。
「仕方ないじゃない。咄嗟に浮かんだのがそれだもん」
「でもキショいってあんまりだよ?」
「ああもうっ、いいじゃない。それより本題に入ろうよ」
こういうやり取りも楽しいんだけど、六課設立の秘密という興味の方が勝ってる。私の方向修正で、この場の空気が若干重くなった。内容が内容だから当たり前の話だ。少しの沈黙の後、はやてがその沈黙を破って語ってくれた。“機動六課”の真実を。まずは、設立の表向きの理由・レリック対策と独立性の高い部隊の実験例のため。
「もうすでに知っているだろうが、六課の後見人は僕クロノ・ハラオウン。こちらにいらっしゃる騎士カリム。そして僕とフェイトの母親で上官であるリンディ・ハラオウンだ」
モニターに映し出されたのは、その3人の顔写真と簡単な情報が載った画像。それにしてもリンディさんはほとんど変わってない。衰えってものがないのかも・・・。
「僕たちに加えて非公式ながらに、彼の三提督も機動六課設立に協力してもらっている」
そして次に告げられたことに
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