暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
預言者の著書 〜Prophetin Schriften〜
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イト。みんな、フェイトがルシルに抱いてる感情には気付いてるし・・・』

そうなんだけど、それでもやっぱり恥ずかしいよ。

『それ以前に、なのはとルシルがくっつくなんてこと自体がおかしな話だし。そもそもなのはにはすでにユーノがいるからね』
 
シャルに微笑みかけられたなのはが「ん? どうしたの?」首を傾げた。シャルは「なんでもないよ」って言って、また微笑んでる。

『フェイトとルシルってお似合いだと私は思うよ』

『そ、そうかな? 本当にそう思う?』

ルシルへの想いはもう10年になる。そういえば私とルシルの出会い方は、“ジュエルシード”を巡っての戦いだったな。今思うとめちゃくちゃな出会い方だよ。

『思うよ。でもルシルがその気になるかどうかはすごく難しい話だけどね。だけど私が何とかしてあげるから、フェイトはそれまで待ってて』

『え? う、うん・・・?』

何を待ってればいいのかは、目的地の聖王教会に着いたことで聞けなかった。その後もはぐらかして教えてくれなかったし・・・。

†††Sideフェイト⇒シャルロッテ†††

フェイトは本当に可愛いな〜。だから応援したくなってくるんだよね。でも、ルシルがそれを認めてくれるかによっていろいろと変わってくる。そこをどうにかして私がフォローしてあげないと・・・。

「ここや」

はやての後ろについて教会内の廊下を歩いて少し、目的の部屋の前に着いた。はやてが木製の扉にノックをして、「どうぞ」との返事が返ってきたから、「失礼いたします」と告げて扉を開けて部屋へと入っていく。

「お待たせや♪」

「高町なのは一等空尉であります」

「フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官です」

「シャルロッテ・フライハイトです」

なのはとフェイトは敬礼をして名前と階級を告げた。でも私はもう局員じゃないから、敬礼はしないで名前だけで済ませる。

「はじめまして、聖王教会教会・騎士団所属、カリム・グラシアと申します」

迎えてくれたのは、教会の騎士カリム・グラシア。直接の面識は初めてだけど、想像通りの物腰が柔らかそうな女性だ。その彼女に席へと案内されると、すでにクロノが椅子に座って待っていた。う〜ん、それにしてもクロノの制服姿ってなんだか新鮮?っていうより違和感が湧いてくる。なのはと一緒に「失礼します」と一言断ってから椅子へと座る。

「お久しぶりです、クロノ提督」

「ああ。久しぶりだな、フェイト執務官」

そんでフェイトとクロノの2人は、お互いに役職名を名前に付けて挨拶なんてしてるんだから堅苦しいことこの上ない。だから騎士グラシアも「硬くならずに普段通りで良いですよ」って綺麗に笑う。

「騎士カリムがそう仰ってくれたから、普段通りにしよう
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