暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
預言者の著書 〜Prophetin Schriften〜
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話さないものは話さないぞ、はやて。
「・・・まぁええか。ここに来た理由はな、なのは隊長を迎えに来たんよ。これから聖王協会に報告に行くからね。なのは隊長にも一緒に来てもらおう思て」
「あぁ、昨日のことか。それは私も一緒に行くべきなのか?」
私のその言葉で、肩に乗せているヴィヴィオの動きに少し変化があった。はやてもそれには気付いたようで、首を振ってこう告げた。
「ルシル君にはこのままこの子の相手してもらおう思てるけど、どないや?」
「そうか。なら、なのはが戻ってくるまでヴィヴィオの相手は任せてもらおう」
現状ではなのはに一番懐いている。そして自惚れかもしれないが、私が2番手だと思う。その2人が居なくなればヴィヴィオはもちろん、フォワードの子たちも大変なことになる。それはさすがにどちらとも可哀想だ。
「えっと、エリオ、キャロ。2人もルシルと一緒にその子の面倒を見てあげてくれるかな?」
「「はいっ」」
フェイトからのお願いを快諾したエリオとキャロ。正直助かる。
「スバル、ティアナ。悪いけど、ライトニングの分のデスクワーク、お願い出来る?」
「あ、はい。お任せください」
「が、がんばりますっ」
今度はなのはからのお願いを承諾したスバルとティアナ。ティアナは至って普通に返事をしたが、スバルは若干困り顔。すまない、スバル。
「それじゃ、ヴィヴィオ。すぐに帰ってくるから、それまで良い子で待っててね」
「・・・うん」
私はしゃがむことで、なのはとヴィヴィオの目線を合わせられるようにした。ヴィヴィオの返事は少し涙声だ。やはりなのはと一時とはいえ別れることが原因だろう。
『ルシル君、それじゃお願いするね』
「『ああ、任せてくれ』さぁ、ヴィヴィオ、なのはさんに“いってらっしゃい”だ」
「・・・いってらっしゃい」
「うん、いってきます!」
こうしてシャル達は聖王協会へ、スターズは今日の仕事へと向かった。私とライトニングは
お姫様
(
ヴィヴィオ
)
と、なのはが戻ってくるまでの時間つぶしを始めた。
†††Sideルシリオン⇒フェイト†††
聖王協会に着くまでの間、私はヘリの中でさっきの光景を思い出す。肩車された
子供
(
ヴィヴィオ
)
、肩車をしているルシル、側で笑っていたなのは。まるで本当の親子のようだった。それを見たとき、胸が苦しかった。
『ふふ、さっきのルシル達を見て、親子みたいだったな〜、とか思ってんでしょ?』
突然のシャルからの念話に驚いたけど、顔に出さないようにして応対した。
『え、あ・・・そ、そんなことないよ? 羨ましいなぁ、なんて思ってないよっ?』
『ふ〜ん、羨ましいって思ってったんだ。ていうか別に誤魔化す必要ないよ、フェ
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