暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
預言者の著書 〜Prophetin Schriften〜
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オン†††
「「ただいまー!」」
「「おかえりなさい」」
フェイトとなのはが帰ってきた。が、エリオとキャロが小さな声で囁くようにして返事する。私も小声で「おかえり」と返す。私に寄りかかって眠っているヴィヴィオを起こさないように注意しているからだ。
フェイトとなのはも私とヴィヴィオの様子に気付き、ハッとして2人は人差し指を自分の唇にあてた。私はヴィヴィオを起こさないように細心の注意を払ってゆっくりと横にしてからそっと立ち上がり、ソファにまで歩み寄ってきた2人と場所を入れ替わる。
『眠っちゃってるんだね』
『ああ。さっきまでは起きていたんだけどな』
声を出すとヴィヴィオが起きてしまうかもしれないから、ここからは念話での話になる。
『ありがとう、ルシル君。エリオとキャロもありがとう』
『いえ、僕たちはルシルさんのお手伝いをしただけで・・・』
『そんなことはないぞ、エリオ。エリオとキャロの2人が居てくれて本当に助かった』
『そっか。エリオ、キャロ、ありがとう』
エリオとキャロは本当に頑張ってくれた。時折エリオは難しい顔をしていたが、何だったんだろうな。私がエリオとキャロの頭を撫でていると、フェイトが2人をそっと優しく抱きしめた。微笑ましい光景だ。とそこに『ルシル。話があるの。すぐに部屋に戻って1人になって』とシャルからリンク。いつもの弾んだ声ではなく、かなり焦りのある声色だった。『判った』と返し、リンクを切る。
『それじゃ、私は戻るよ』
『うん、今日は本当にありがとう。おやすみ、ルシル君』
『お休みなさい、ルシル』
『ああ、お休み、フェイト、なのは。エリオとキャロも明日早いから、そろそろ休むようにな』
『『はいっ』』
フェイト達と交わし、私は自室へと早足で戻った。
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