スーパーロボット大戦OG外伝
0500話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を知ってるのが不思議なんだろう。
「さてな」
小さく肩を竦めてコンパチブルカイザーへと通信を送る。
「随分ゆっくりとした到着だったな」
「へっ、俺が後悔するなんざ馬鹿らしいからな。それにどうせ奴の行方を調べるには虱潰しにするしかないんだ」
「……そうか。なら精々頑張るんだな。ここはバルトール事件終焉の地だ。お前が求めるもののヒントもあるかもしれないぞ」
まぁ、コウタの妹であるショウコがいるのはここじゃなくて隣に現れるソーディアンなんだがな。コンパチブルカイザーの攻撃力はこの事態を打破するのにはあって困るものじゃない。
俺とコウタがそんな話をしている間にも、アラドやカイ、ゼオラ、リュウセイ達がコンパチブルカイザーを見ながら何やら話をしていたが……
ヴィー、ヴィー、ヴィー。
ハガネとの間に繋がっている通信から、向こうのブリッジで鳴っているアラート音が聞こえて来る。
『動体反応多数! バルトールです!』
再び聞こえてきたエイタの声。それと同時に、中枢部の方から多数のバルトールが姿を現す。
「ちっ、お出迎えの準備が整ったって訳か。キョウスケ・ナンブ、奴等の特性、ODEシステムについては理解しているな!?」
「当然だ。こちらの攻撃を学習してくる為に出来るだけ早く撃破すればいいのだろう? それよりも時間が無い。俺達がタイムリミットを過ぎてもまだヘルゲートを攻略していない場合MAPW……核が撃ち込まれる手筈になっているから、お前もその辺には気を付けろ」
どうやらここまでのバルトールとの戦いですっかりその戦闘には慣れているらしい。
にしても、核まで原作通りとはな。
そんな風に考えていると、通信でフィリオ達がこの部屋にある木のような物の根本にあるのがODEシステムのマスターコアだと話している。そしてその様子を心配そうに見つめるスレイ。当然スレイにしてみれば、病でその寿命が残り少ないフィリオには無理をして欲しくないんだろうが……その辺はスレイの兄だけあって頑固と言うべきか。どんな選択をするのかはスレイ自身が決めるだろう。
「ゴースト1より各機、前方に現れたバルトール部隊を突破してマスターコアに取り付け! 誰でもいい! タイムリミットを忘れるなよ!」
ゴースト1、量産型ゲシュペンストMk-U改に乗っているカイからの通信により指示が出される。
「アクセル、私達はどうするのだ?」
「ここは奴等と歩調を合わせる。スレイにしても核がこのヘルゲートに向かっている以上は無茶は出来ないだろう?」
「……当然だ。必ず兄様は私が守ってみせる」
決意を込めた視線を向けてくるスレイへと頷き、ムラタへと通信を繋ぐ。
「どうだった? テスラ研以来久しぶりにリシュウやゼンガーと会話をした気
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ