スーパーロボット大戦OG外伝
0500話
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ルゲートの中心部へ到着する。特に妨害の類が無かったのは、原作通りにODEシステムがラミアという存在をイレギュラーとして認識したからだろう。そう判断しながら、再度オープンチャンネルでその場にいるヒリュウ改とハガネ、そして各機へと通信を送る。
「インスペクター事件で敵対した以上は、お前達が俺を信用出来ないのはしょうがないだろう。だが先程も言ったように、今回の件に関してはこっちとしても色々と迷惑を被っているのは事実だ。故に、このバルトール事件が終わるまではこちらからお前達に手出しをしないというのは約束しよう。……だからと言ってもちろん攻撃をされたら反撃はさせてもらうがな。その辺を良く考えて適切な対応を希望する」
その通信を聞いた者達が沈黙に包まれる。そして……
『分かりました。アクセル・アルマー。今は貴方達を信じましょう。シャドウミラーの実戦部隊を率いていた貴方の力は幾度となく敵対した私達が一番よく知っています。その戦力を今回は当てにさせて貰います』
ヒリュウ改のレフィーナからの通信。
それが決め手となり、カチーナを始めとしてまだ数名は俺へと不信の目を向けてはいるものの、表立っては不満を述べる事はなくなった。
まぁ、カチーナ辺りは不満そうにしてはいたが。
「……それよりも、中心部に着いたというのにバルトールが1機も出てこないとはな。アクセル・アルマー、お前達はイスルギ重工の方から何か情報は貰ってないのか?」
使えるものは使うという判断なのだろう。キョウスケからの通信が届くがその質問に首を横に振る。
「先程も言ったが、今回のバルトール事件はイスルギ重工としても予想外の出来事だからな。イスルギ重工としては自社で開発している次期主力機までの繋ぎとしてバルトールの開発を援助してきたんだ。それが今回のような騒ぎを起こした為に、イスルギの方でも色々と計算外だったんだろうよ」
「そうか。ならば……」
キョウスケが何かを言いかけた時、ハガネからの通信が入る。
『後方より高熱源体接近! これは……特機と思われます!』
ハガネのオペレーターでもあるエイタの声。
そして同時に、俺達の後方にコンパチブルカイザーが姿を現す。
「……来たか」
「お前の知り合いか?」
「まぁな。だが俺以外にも奴と関わってる奴は多いぞ」
キョウスケからの通信に答えるのと同時にアウセンザイターに乗っているレーツェルからの通信が入る。
「アクセル・アルマー。彼を説得したのは君か?」
「若干違うな。元々奴がここに用があったのはそっちでも理解していたんだろう?」
「……君は、どこまで知っているんだ?」
コウタの妹が誘拐されたのをクロガネが見つけた時、俺はその付近にいなかった。それなのに何故か俺がその件
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