第2章
戦闘校舎のフェニックス
第48話 絶賛決戦中です!
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イッセー、聞こえる。私はアーシアと本陣に奇襲を掛けるから、出来る限り敵を引き付けて、時間を稼いでちょうだい』
「奇襲!!」
『やむを得ないわ。朱乃の回復を待って、各個撃破する予定だったけど、敵が直接女王(クイーン)をぶつけてきたてわね』
「しかし部長、王(キング)が本陣を出るのは、リスクが大きすぎますよ!!」
『敵だってそう思うでしょう。そこが狙い目よ。いくらフェニックスの肉体が不死身だと言っても、心まではそうじゃない。戦意を失わすほどの攻撃を加えれば、ライザーに勝つことが出来る。この私が直接ライザーの心をへし折ってあげるわ!!』
なら、部長を信じて…。
「そうと決まれば、オカルト研究部悪魔男子コンビで…」
「派手に行くかい」
そう言うと、俺達はグランドに出る。
「やい!!どうせ隠れてるんだろ!!正々堂々勝負しやがれ!!」
そして、ど真ん中で盛大に叫んでやった。
「ふふふ」
笑い声が聞こえた後、一人の女剣士が現れた。
「私はライザー様に仕える騎士(ナイト)カーラマインだ。堂々と真っ正面から出てくるなど、正気の沙汰とは思えんな。だが、私はお前らの様なバカが大好きだ!!」
そう言うと、剣を抜き、炎を纏わせた。
そして、こちらからは木場が前に出た。
「僕はリアス様に仕える騎士(ナイト)木場祐斗。騎士(ナイト)同士の戦い、待ち望んでいたよ!!」
「よくぞ言った。リアス・グレモリーの騎士(ナイト)よッ!!」
そう言うと、一気に駆け出してきた。
「はぁぁぁッ!!!!」
「ふッ!!」
『はぁッ!!ふぅッ!!はぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!』
二人の戦いは段々とヒートアップしていき、俺の目では追えない位の速さによる戦いになっていった。
「……スッゲェ…つか、俺の出番無くね…」
「そうとも限らないぞ」
「ッ!?」
声がした方を見れば、顔の半分に仮面を着けている女が居た。
「……カーラマインったら、頭の中まで剣、剣、剣で埋め尽くされているんですもの」
さらにもう一人、金髪のお嬢様風の子が現れた。
「駒を犠牲にするのも渋い顔をしてましたし。全く、泥臭いったら。しかも、折角可愛い子を見つけたと思ったら、そちらも剣バカだなんて。全く、ついてませんわ」
さらに、その子の後ろに三人、別の方向からも一人現れて、俺は完全に囲まれていた。
て言うか、残りの駒が全員現れた。
これで本陣はライザーだけになるから、部長の読みは当たったと言う事か。
「……それにしても、リアス様…」
「ん?」
金髪の子が俺を品定めするように見ていた。
「……殿方の趣味が悪いのかしら…」
「ッ!?可愛い顔をして、毒舌キャラかよ!!赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)ッ!!」
『Boost!!』
俺は赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を装着して、金髪の
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